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【プロットタイプ】感性は万人

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

余りにも作者本人が風変わりだと相手を納得させる事は出来ないんですよ。


ほら、殺人鬼の妄言とか、誰も信用しないでしょう?

独創性、つまり画家しかり、彫刻家しかり、作家しかり、物作りに携わっている人々の印象は、外見のインパクトが強いというイメージがある。髪色とか、ファッションとか、非常に奇抜で、個性的な、兎に角忘がたいという事だ。

でも実際、芸大の個展に訪れると、意外とそうでは無い事に気付かされる。何処にでも居るような普通の人。普通の背広に、黒髪といった出で立ちの人の方が多い。

そう、一見すると普通の、何処にでもいる人なのだ。


「鏡花って芸大出身の人っぽい。もしくは物理の先生」

私は今日も瑠衣にちょっかいを出す鏡花に話し掛ける。常日頃の言動を見ていたら、つい、連想してしまったのだ。

何もしなければ、何も喋らなければ、一般人。でも口を開けば奇人。どんな言葉が飛んだくるか分からない。番狂わせは当たり前。それが鏡花である。

「へぇ、どんなところが? やっぱり変わってるところ?」

彼女は僅かに口角を上げながら、不思議の国の猫の様に笑う。

「変わった作風を好むし、言動も奇抜だけど、なんて言うか、何処か感性が一般的な気がする。超えちゃいけない一線を知ってるというか……。うーん」

上手く言葉では言い表せない。

彼女の性格に基づいて、奇書の様な風変わりな作品を好んで作る。けれども人の刺さるツボというのを理解して書いてる様な気もする。一度道を間違えれば、自分もそうなるかも知れない、そんな他人事とは思えない危うさを書いた作品。文豪に例えると大乱歩や夢Qのような。

「余りにも奇抜過ぎると、読者置いてけぼりだからね。

まぁ人気の出る小説って色々あるけれど、とりあえず第一に、相手を納得、もしくは黙らせるものが候補に上がるかな。感情移入させる物語もその一つ。納得させるには一番早い手法。

でもその為には、自分の感性が大多数に合わせてないと駄目。余りにも人とズレた感性だと、相手を納得させるのが難しい」

そう目を見開いて説明する鏡花は、余りにも真っ当だった。だから時折思うのだ。鏡花は奇人の振りした常識人なのではないかと。

○のサビの日本語だけ歌いたいです。

叫び続けるってあれ。


芸術家と物理の先生の方向性って同じだと思ってるんですよ。

奇抜。兎に角、奇抜。

パリコレのファッション見て、『面白い』というタイプの人々。


でも個展とか行くと、普通のスーツを着た、普通の髪型の人が創作者な事が多い様で。


確かに奇抜な感性を持ち合わせてはいるけれど、其れを日常的に晒すかと言ったら、そんな事はない。

自分の持ち札を常に晒してる訳じゃない。

だから奇抜さの中に、常人にでも通用する様な感性は持ち合わせてる。

という事を昔知ったんですよ。


んでもって思った事。

『この作品、面白いなー』と思うのって、共感じゃないですか。

つまり自分(一般人)と創作者の感性が合致しないと起こりえない反応なんですよ。


だからどれだけぶっ飛んでる様に見えても、一割ぐらいはちゃんと俗世を見ていそうだなと。


殺人鬼の妄言を誰が納得するかと言われたら、一般人はまず無理。

『俺の服を真似したから殺す』、『お前が此方を歩いてきたから殺す』とか言われても『はぁ?』ですよね。

そうなると、自分が一般人に寄るしかないと思うんですよ。


相手を納得させるだけの理由付けは、万人に寄らないと駄目なんですよ。


感情移入もそ筆頭。相手の気持ちが分かって、共感して、納得したから、起こるんですよ。

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