ザクロの戦闘サポート
トキちゃんのマスコット攻撃力を確認するため今度はふたりで「燃え盛る王宮」へとやってきた。
小さいドラゴンがつかず離れず周囲を飛び回ってるのを見るとシューティング自機のオプションっぽい。
もしくはパワーアップアイテムで首が増えそう。
「ザクロの攻撃って魔法なの?」
「ボクの攻撃はトキコの装備によって変わるよ」
「同じ攻撃になるってこと?」
「そうだね。でもボク専用のアクセサリーを装備すると違う攻撃もできるよ」
トキちゃんのやり取りに耳をかたむけつつサポートマスコット用装備が気になる。
ネヴァンにも専用装備とかあるのだろうか?
装備できそうなのは首くらいしかないから多分首輪になると思うけど。
あとは素材を集めて入れる鞄とか?
「ネヴァンもアクセサリーを装備できたりするの?」
「できます。希望を言っていいなら大きな籠がいいですね」
「首掛けできるほうがいいのかな? 戻ったら作ってみるよ」
「ありがとうございます」
ラタンの在庫はそこそこあるし籠ならすぐに作れるかな。
ネヴァンが集められる素材の量が増えたりするのだろうか? 楽しみだ。
「ムギちゃん、ザクロのアクセサリーも作れる?」
作るのは構わないけれど……ちらりと視線をザクロへ投げる。
なんとなく私にはザクロ用のアクセサリーを作れない気がする。
「ボクのアクセサリーを作れるのはトキコだけだよ」
「ええっ。私クラフトやったことないのに」
「トキちゃんならできるよ」
さて今回はトキちゃんに前を歩いてもらい私は距離をとって後方から様子を窺うことにした。
私が全く避けられず毎回すぐ死ぬ炎を纏う影にトキちゃんがどのくらい耐えられるのか。
早速接敵し影から鞭のように伸びた触手がトキちゃんを狙う。
すぐに反応し1本目はなんとか避けたトキちゃんだけど2本目の触手への対応が遅れ攻撃が当たる瞬間、そこにザクロが割り込んできた。
ザクロはそのまま触手を跳ね返し平然としている。もしかしてサポートマスコットは死なない?
トキちゃんもすぐそれに気付いたのか、次の攻撃をザクロに受けさせ隙間を縫うように反撃する。
自主的に動く無敵の盾があるから避ける時間を攻撃にあてて勝ちにいったのだろう。
ザクロも1本は対応できるけど2本同時はサイズ的に無理っぽいので同時にきたら死ぬと思うけど。
間隔は狭くても触手の攻撃が完全に同時ということはなくザクロは完全に防ぎ、何回か連撃を入れた時点でようやく影は消滅した。
消滅を確認後すぐにトキちゃんがこちらに駆けてくる。
「無理」
「倒したじゃない」
「道中の雑魚1体でこれだけ消耗するとは思わなかった。ザクロが攻撃を防いでコレというのは火力不足過ぎる」
「やっぱり装備見直しか」
どういう感じのを作ればいいのかなあ。
「新しい装備ちょっと考えるけど時間かかりそうだから、その間にトキちゃんはザクロに装備を作ってあげたら?」
「……できるかなあ」
「ザクロに似合いそうなデザインを考えるのも楽しいよ?」
工房へ戻りネヴァン用の籠を作ってあげるとネヴァンは嬉しそうに工房内を飛び回った。
ラタンとホワイトクロス、ネヴァンみたいな黒の染料、オオカミの革。
それほど凝ったものではないけれど黒い布が内側に敷いてある蓋付きの首掛け籠はネヴァンによく似合う。
さてトキちゃんはどうしようかな。
手に入れた宝石を生かしたデザインにしたい。
今回も爪攻撃のほうがいいかな? ラブラドライドを手甲の飾りにしてみる?
遊色のある石だから攻撃のたびにきらきらしたら綺麗だよね。
サンストーンとムーンストーンは靴かな? ビジューがついててもおかしくない感じだと……チャイナとか?
袖が余るチャイナシャツにスパッツ付きのフレアスカート。龍じゃなくて竜だけどザクロっぽい色にしようか?
それならシニョンカバーも欲しいね。
トキちゃんならお団子も似合うだろうし。
考えがまとまったので必要材料を検討する。
チャイナなら綿っぽいホワイトクロスじゃないツルッとした布地が欲しいけれどそこは我慢しよう。
シルクっぽい布地が手に入ったら同じようなデザインで作り直しすればいい。
まだ出来上がってもいない装備を思い浮かべてニヤニヤしてしまう。
トキちゃんの反応が楽しみだ。
気圧頭痛で死んでました。
ちょっとペース落とします。
今日はこれからBPLファイナルステージですね!
観戦用おやつを食べながら熱い音ゲーを浴びなきゃ。




