変わる運命と出会い
結果的に新たに力を手にいれたが、廻の体が武器に変えてしまった
声の無い悲しみを表すかのように雨は激しさを増していくザザザザ
髪を濡らし、目元を滑り落ち流れ落ちている
頬を流れる感覚が嫌なんだろうか、天を見上げる
しばらく、仁王羽立していたが覚悟を決めたかのように『星の欠片』を握った
どこからともなくあの時の声が聞こえてくる
目的は、果たされましたね。良かった
話が違うぞ、隕石は探し出せなかった、もとから無かったのか?
確かに隕石に辿り着き、力を借りることが出来ました
この力は、少女かから貰ったものだ、話が違う
隕石は、竜との戦いに作り出した物、彼女そのものともいえます
彼女はあなたが探していた神木の魂のお友達
同じ目的と知れば助けてくれると信じていました
これであなたは彼女の力を得たことで、石を操るでしょう
運命の針が進みました、これからは、廻としていきなさい
彼は、あなたの力と神木の力を基礎に久連として生まれかわるのです
最初は混乱するかと思いますが、時間が解決するでしょう
ふざけたことをそんなこと出来るか、考え方や育った世界が違うんだぞ
名前や姿が変わっても、魂は変わりません
魂は変わらなくても、器と名には運命が定められているのです
器は体、生まれ授かるもの鍛えることで新たな選択が広がるけど寿命など運命で定められている
与えられた名前は、邂逅する人との運命が定められているのです
久連という器では出会えた人、出会えなかった人がきまっていました
今初めて、出会えなかった人との縁が繋がりました
巡り合いたくても、強くひかれていないと出会うのは難しい
両方が求め探し合い努力しなければ出会えない
見つけられないのではなく、出会わない運命だったのです
廻になったことで繋がりました、今なら望みは叶うでしょう
彼女の探してる親友への強い気持ち、あなたが探してるあの人への思い
彼女の力は星の力、石の力と違いますが、乗り越えて願いを叶えてください
入れ替わったその意味を・・・知る・・
真夜中を星の欠片を握り立っていた
能力値が激しく変化していく、何が起きているんだ
元の世界に戻されたのか、ジクウワームを倒した経験が得られ、レベル1から一気に99に上がった
体は軽い感じがするが、精神的に疲れた、少しの時間だけ眠らせてくれ
瞼を閉じると、廻が話しかけてくる
俺なのか?お前なのか?もう、どちらでもいい
ありがとう、助けてくれて、感謝している
失敗を重ねて重圧で潰されそうだった
そんな私を助けてくれてありがとう、責任を押し付ける形になったが、すまない
何も出来なかったけど、この世界に来て、久連に出会えてよかった
移動しかできない石の力には限界を感じていた
村の再建には、久連の能力が適していると感じていたんだ
石の力、戦闘は楽だったが世界を救いたい私のは久連の能力が欲しかったのかもしれない
しばらく後始末を押し付けるが、植物を操る力で、村人を世界を救って見せる
時間がきたようだ、目が覚めたら覚えてないだろうけど、本当にありがとう
今のは、夢を見ていたのか?
お前はいつも泣いているな、お礼を言うなら笑顔でたのむわ
ま、お前らしいか、俺の力をお前が感謝して使ってくれるなら嬉しいな
お前が限界を感じた力、俺が自在に操って見せよう
後で文句言うなよ、すぐ諦めて引き出せなかったのはお前だからな
山の裏に隠れていた強い日差しに襲われる
良く寝れてないのに日差しが痛いな、まったくこの世界は俺に厳しいようだな
ああ、分かった、働くとしよう




