再会を繋げる星の力と石の力の覚醒
独特の岩触り、ごっごっとしているがすべすべな質感だった
隕石が中心から眩しい光に包まれ、瞬間的に目をつぶる
瞼越しに感じる強烈な光、すぐに弱まり、ゆっくりと目を開いた
頭が真っ白になる巨大な隕石を抱きしめていたいたはずなのに
細く若い女性・・・少女の体を抱きしめていた
弾力のある柔らかい感触に、漂う甘い香り、純朴そうな瞳に美しい顔立ち
唇が紅に染まり、恥ずかしそうに頬を赤くしている
「愛の告白なのかな? うふふふ」
優しく可愛らしい声だった、告白?冗談なのか?
風格だろうか、不思議な力を感じる、何者なんだ?
「君は誰なんだい?」
普段の久連からしたらありえない優しい声で問いかけた
教えてほしいし、なにか通じるものを感じる
「えー、出会い系星は、やっていません うふふふ」
何を言っている?最近の若い子とは、会話が難しい
口説いてると勘違いされたか、それは仕方がないことだ
弱りかけの男性が近くにいて心配で肩を貸そうとしたら抱き付いて来た
気味悪い、変質者扱いされても否定できない状況だった
「すまないが、時間がない、隕石に辿り着かないといけないだ」
「あっ、そうなんだ、あなたが、親友に繋げる鍵なのかな?」
話が通じない、残された時間は僅かなはずだ悪いがかまっていられない
「本当に時間がないんだ、どいてくれ」
払い除けようとしたが、すでに生命力は残っていなかった
急に支えを無くしたように転んだ、足の指から徐々に消えていっていた
生殺しのようだった、歩けない・・消滅する時間を噛みしめろて事か?ふざけるな!
体を支える腕から崩れ落ち、仰向けに寝ころびながら涙した
悔しくて涙が止まらない、間に合ったと思い込んで、時間を無駄に使ってしまった
万全な準備をしてきたが、全てが無駄に終わってきた
俺らしい幕切れなのかもしれない・・・
「あら、消えちゃいそうだね?大丈夫?」
まだいたのか、怒らせるような態度だったのに寛容な子だな
俺がまだ存在しているのなら最後まで話し相手になってくれ悪いな
「笑ってくれ、親友との再会を果たせなかった者の最後だ」
「わかるぅー!、私も、果たせなくてこの世界を去る前に力を残したんだよね」
既に去った少女の思念なのか?人ではないのか?同じ状態みたいなものか?
現状を打開するヒントになるかもしれない教えてくれ
「どういうことだ?」君が最後の希望なんだ
「キャッ、大声で怒らないで、怖いよ。優しくしてくれないと相手しないよ」
「すまなかった、見ての通り、この世界で作り出された、この命が消えそうなんだ、思わず大声を出してしまった」
「そうなの?大丈夫、消えちゃうの?」
少女は真剣な表情に『スターティア』「ねぇ、止まってくれない」
不思議な事が起きた・・・確実に進んでいた久連の体の消滅が止まった
「奇跡がおきたのか?太陽の力が届いたのか?」
「そうね?星の力?空を見て、私が好きな時間よ、過去の光が綺麗な夜空」
「ああ、綺麗だ、もう見ることは無いと覚悟していた」
これで消え去ってもいいか必死だった久連の顔が穏やかになった
「親友を探す同じ目的、あなたに決めたわ 星の力を貸してあげる」
「悪いな、隕石に辿り着けなければ、消える運命なんだ」
優しい子だ、慰めようとしてくれているんだな
俺の生命力は、廻の再生につかわれた、動いた時計の針は止まらない
「あー、話が進まない、みんなが、妬くかな、うふふふ」
少女が久連に抱き付くと、生命エネルギーが満ち溢れる
「何が、起きたんだ」
「一緒に出会いましょう、親友をほっては、おけないでしょう?あなたに星の力貸したから、私のターンが終わるな うふふふ」
「待ってくれ、この恩をどう返したらいいんだ」
綺麗な夜空が消え、止まった時は動き出し、空から雨が落ちていた
『星の力を得ました』岩に星の力を生み出せます
謎の少女の思念は眠りにつきました 再会の時間が来たら目覚めます
雨の中、走り回るが探しても隕石は見つからなかった
命はつなぎとめた石化した廻に合いに行くことにした
心が揺さぶられる雨に濡れ、泣いているようだ
「また、泣いてるのか?笑顔を見せてくれ廻」
指で涙を拭う、触れた瞬間、石化した廻が石柱の武器に変わった
「うふふふ もう魂はないわ、生まれ変わったら、その武器が反応する」
「お前、なんてことをするんだ」
「同じことあなたもしたんでしょう?そこの神木」
「俺じゃない、神木がしたんだ」
「どちらでもいいわ、最後の仕上げして私は眠る うふふふ」
「さっきのお別れの言葉はなんだったんだ、騙したのか?」
「ターンが終わると言ったでしょう、眠るからまたね♡」
「おい、お前、待て!廻を戻せ、まだいるんだろう」
立ち尽し虚しく空に吸い込まれ消えていく問いかけの答えを待っていた
廻の体と星の力を融合して誕生した『星の欠片を手にいれました』