プロローグ
初投稿ですお願いします
「あー、今日も疲れた...」
俺は部屋に入り電気をつけるとそのままベットに向かった。ワンルームのため2、3歩歩けばつく距離だ。
ベッドに横になると同時に意識が薄れていく、三徹もしたからさすがに限界だ。
だが、やることを思い出し目を覚まそうとする......が
だめだ..身体がおもい......けど、風呂に入らないと、洗濯し物も......いいや...少し寝てから...にしよう...最悪、明日でもいいか...一か月振りの休みだし...ちょっとだけ...おやすみ
俺はそう思いながら深い眠りに落ちていった...
これが俺の前世で最後の記憶だ。
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ALERT
ALERT
ALERT
なんだ?うるさいな...アラームか?いや、アラームはセットしていないはず...
気持ちよく寝ていたら騒音が聞こえてきた。
「警告デス、警告デス」
警告?なんの?それになんだよ?この変な声は?
突如聞こえてきたに戸惑いつつも意識がだんだんと覚醒していく…
「〈プログラム〉ヘ〈ウイルス〉ノ侵入ヲ確認、〈エラー〉ノ発生ヲ確認」
プログラム?ウイルスの侵入?それにエラー?もしかして!?
パソコンに問題がっ!?
寝ぼけ頭で聞いていたがパソコンに問題があるかと思うと完全に目が覚めた。
それはやばいっ!
あれは先輩に組んで貰った大事なパソコンだし!壊したらどつかれる!
それに、あれには大切な取り引きのデータが!
...あ...れ?
俺は焦って飛び起きようとした...が......身体が動かない...というよりも体の感覚がない触覚はあるが、腕や脚、頭などがどこにあるのかわからない。
それに暗くてなにも見えない...電気は消していないので、真っ暗というのはおかしかった。しかもただ暗いのではなく真っ黒なのだ。
なんで!?どうして!?
「〈エラー〉ノ発生源ヲ発見...排除プログラムヲ構築中」
いや、落ち着け...落ち着くんだ。
まずは状況を整理しよう。
意識だけははっきりしているから、多分金縛りってやつだろう?たぶん。
...えーと、金縛りってどうやったら解けるだっけか。
俺は昔見たテレビ番組を思い出しながらこの状況の改善方法を考える...が...
わからない...というか、おもいだしたけど金縛りって目とかは開けられるんじゃなかったか?...わからない...くそっ!
心は冷静であろうとするが、焦りが勝り、わからないことだらけでイラついてきていた。
「...構築完了...コレヨリ〈エラー〉の排除ヲ開始シマス。」
さっきからうるさいな!こっちは今パソコンに構っていられる状態じゃねぇんだよっ!勝手に排除してろよ!
って、痛いっ!
イラつきをぶつけると同時に激痛が走る。そして、ジュワッという音と肉が焼けるようなにおいがした。
「発生源ヘノ第1擊...有効ト判断...続イテ第2擊ヲ構築中」
なんだっ!?発生源への第1擊?どういうことだ!?
もしかして、さっきの痛みって...
...いや、考えてる暇はない、とにかくここから逃げないと...!
本能が言っている...ここにいたらもっとひどいことになる...と
だが、相変わらず身体は動いてくれない...どうする?どうすればいいんだ?
考えが纏まらずに焦っていると、人工的な声が響く
「...第2擊...開始シマ.........エラー発生、未確認生命体カラノ妨害ヲ感知」
「おいっ!そこのお前!速くこっちに来い!」
怒りぎみの口調で女性的な声が響いたかと思えば俺は移動していた...
いや、正確には先ほどの人物が動かしてくれているようだった。
なぜそう思うのかと言えば、なにかに挟まれていて、しかも風を感じる。
おそらくだが脇などど担いでくれているんだと思う...だが一つ問題がある。
それは...さっきから女性を象徴すると思われるものの感触がするのだ...しかもかなりでかいブルンブルンてかんじがもろに伝わってくる
やばい...これは童貞な俺には刺激が...
「おい...ふざけたこと考えていると潰すぞ」
悶々としていたところにゼロ距離でいかにも殺すぞって殺気を放たれ思わず俺は...
ごめんなさいっ!興奮しちゃってすいません!
謝っていた...いや、声に出してないから伝たわらないだろうけど...
そう思っていたのだが。
「まあ、いい。それよりここを脱出するぞ」
あれっ?通じてる?なんで?
「さっきからお前の声が響いていて筒抜けだからな。そんなことよりもお前動けないか?いくら軽いとはいえ球体だから持ちづらい...」
え?全部筒抜けなの?...それより俺が球体って?どういうこと?
「警告デス、警告デス」
質問に答えてもらう前に先ほどの〇イスロイドみたいな声が響く
「コレヨリ〈エラー〉ノ発生源ト、ソノ排除ヲ邪魔スルモノヲ全力ヲモッテ排除モシクハ捕獲シマス」
おいおい、やばいんじゃない?これ?
「そうだな、非常に不味いこのままではどちらも確実に死ぬな」
じゃあどうするんだよ?
「そうだな...あんまりやりたくなかったが...しょうがない」
次の瞬間...耳がいたくなるほどの爆発音が響き、何かの欠片が俺にいくつかぶつかってきた...
そして、次の瞬間、浮遊感を感じたかと思うと
うわぁぁぁぁぁぁあ!
俺は重力によって落ちていく感覚を感じていた
そして先ほどの女性の声が聞こえた
「あとは、頼む。彼女を.....×××××を助けてやってくれ...」
「頼んだぞ...×××××」
は?誰を助けろ?おい!どういうことだ!?
突然のことに困惑していると
女性の苦しげな声とと人工的な声が聞こえた。
「ターゲットノ捕獲完了コレヨリ投獄シマス」
その声を最後に、俺の意識は薄れていった。
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真っ暗な空間に一人佇む人物がいた
「あー捕まってしまったな。」
そう言いながら頭をかく彼女の顔は満足げだった
「けどあの子に渡したあのスキル使えるのかねえ」
そう言いながら先ほどの光景を思い出す...自分で開けた穴に、迷い込んで攻撃されていたやつの魂を放り投げる時にひそかに自分の持っていたある物を差し込んだときのことを
「あれがうまく発動してくれればあの子を助けてあげられるだろう」
そういいながら彼女は横になってここからどう出るのかを考えていると眠気を感じたので眠りについた。