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陰陽社  作者: いぬがみ
1/1

変な外国人

「やあそこのお兄さン。」

開幕早々外人っぽい人に話しかけられる。

俺の名前は白輝修羅。あらすじに名前の読み方は書いてある。

苗字のように白く輝く髪は・・・持ってない。

名前のような硬派な性格も・・・持ってない。

普通に髪は黒いし、周りに比べたら穏やかな性格だし。

「ちょっと、無視しないでよ、お兄さン。」

で、今どういう状況かというと、

「学校の帰り道にいきなり外国人っぽい人手を引っ張られ、ひそひそ声で喋られたら、振り切って逃げたくもなるよ。」

「ひどいなあお兄さン。俺は同性愛者だヨ。」

「!?」

手を高速で離す。

「あ、間違った。同性愛者じゃないヨ。」

「び、びびったー・・・。」

マジもんかと思ったじゃねえかよ・・・。

「・・・で?何の用だよ?」

「あ、そうそウ。ちょっとここだと聞こえちゃうかラ。」

手を引っ張られ、路地裏へ引き込まれる。

ちなみに俺もこいつもずっとひそひそ声で喋っていた。

「ふう、ここだったら普通に喋れるね。」

「普通ってなんだよ?」

「ほら、さっきまでこんな風に喋ってたでショ?」

ああ、片言っぽかったな。

「実は俺、日本で生まれて日本で育ったから普通に日本語喋れるんよ。」

「じゃあ、何でそんな喋りかたしてたんだよ。」

「いやあ、こんな見た目でしょ?やっぱ片言っぽいほうが違和感ないかなって。」

・・・あんな喋り方のほうが違和感あると思うが・・・。

「で、君を誘った理由だけどね・・・」

いきなり土下座をする。

「君に僕たちの会社に入ってほしいんだ!」

「ちょ、ちょっと待て!」

いきなり何なんだ!?

「まず、土下座をやめろ。で、その会社はどんなのか教えてくれ。」

「お、話聞いてくれる?」


・・・今思うと、この時話を聞いてなかったら、どんな事になってたか、想像もつかねえな。

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