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80 皇子たちの担当区域

「続いて第二皇子殿下の地域はこちらの第二区域になります」


 ライガーンは区切ってある地図の北側から二つ目の地域を指差す。


「こちらは、標高は高くないのですが山道が続き、足元が不安定な道が多い地域になります」

「パンハー第二皇子の地域も大変そうな場所に感じてしまうなぁ。崖とかもあるの?」


 私は、リアナ聖女としての身体の最後の記憶が、土砂崩れだったから、まだ切り立った山道や崖を見るのは正直怖い。


「えぇ。そうですね。細い山道と落石が多い場所もありますので、注意が必要な地域ではございますね」


 良かった~。

 私は、心底安心して胸をなで下ろす。

 もし第二区域担当だったら、足がすくんで前に進めなかったかもしれない。


「そして、第三区域は正直申し上げますと……木ばかりの鬱蒼とした地域になります。昔、人が住んでいた場所もあり廃屋などが残っている村がございます」

「森林ばかりってことだよね? そうか……」


 第二区域よりか、マシなのかもしれない。多分だけど。

 でもなぁ……


「なんだか一番、魔物が出てきそうな場所だね……」

「そうですね。魔物の遭遇率は一番多いかもしれませんが、出てきても中型までだと思いますので、常に騎士団と共に行動していれば危険は少ないと思います」

「そうなんだ……。わかった」


 絶対、騎士団から離れないようにべったりくっついておこう。

 そうすればアーノルド殿下の御身を危険に晒すことはないはずよね! 


「じゃあ、第四皇子が担当する第四区域はどんな場所なの?」


 私は自分の担当区域がわかったので、アーノルド殿下の弟の担当する場所が気になってくる。


「そうですね。地図から見てもわかりますが、この森林は広大で、アーノルド殿下の範囲が広いので、それを補うように森林を二分割した南側が第四区域になります。この第四区域の中にも廃村がございますので、似たような条件ですね」

「ふ~ん。じゃあ、お互いが近づきすぎないようにしないといけないね」

「そうですね。相手の区域に侵入してしまいますと、魔物と間違って誤射してしまう騎士もいるかもしれませんので、ある程度の距離は保って行動していただくのは必須になりますね」

「まぁ、万が一大型の魔物に遭遇してしまっても、お互い救援を呼ぶことは可能なのでメリットもありますね」


 そうなのね。出会いたくないけれど、大型の魔物も存在しているのなら第四皇子とその騎士団がいる方が協力体制に入ることもできて安心かもしれないわね。


「それは、そうと……森の中はどうやって移動するの?」


 ずっと鬱蒼とした森の中を歩いていくのかしら? 結構な距離を歩きそうなら、もう少し体力をつけておきたいわね。

 私の意図が伝わったのか、ライガーンが微笑んで答えてくれる。


「ご安心下さい。基本的には騎乗で移動になります」

「きじょう……」


 私は予想と異なった単語が出てきて、ちょっと表紙抜けする。

 あ! 騎乗ね! あれれれれれ? 私って馬に乗ったことありませんが……


「殿下。もしや……」

「さすがだね、ライガーン。馬に乗る練習しないと乗れないかもしれないよ。はははははは……」


 ライガーンは、天を仰いで右手で両目を覆っている。


 ごめんなさいね。リアナが入り込む前のアーノルド殿下は馬を乗りこなしていたかもしれないけれど、リアナが入り込んだアーノルド殿下は乗ったことないのよね! 

読んで下さりありがとうございます!


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