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きいてもらいたいだけです。  作者: 秋河ナツコ
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びょうきのこと②

お姉ちゃんはわたしより病気の症状が重くて、大きな手術をしたり、長い入院をしたりしなくちゃいけないことが多かった。

お姉ちゃんとお風呂に入ると手術の跡が大きく残っていてとっても痛そうでお姉ちゃんはすっごく頑張ったんだなってよく思っていた。

だからわたしは病気に負けないで一緒に頑張ろうって言ってくれるお姉ちゃんのことが大好きでとっても尊敬しているの。

なんでかはわからないけど、わたしかお姉ちゃんどっちかが発作を起こすとつられて発作が起きる時があった。

お姉ちゃんとおばあちゃんとヨウコとわたしの4人で布団を敷いて寝る時、夜中に息苦しくて目が覚めるとお姉ちゃんも苦しそうにしてて、そういう時は座椅子を持ってきて2人で座りながら寝ることもあった。

お姉ちゃんと一緒に吸入して夜が明けるのを待つこともあった。

おばあちゃんはとっても忙しいから夜中に緊急じゃなければ起こしちゃいけないの。

ヨウコはぐーぐーすやすや寝ていて苦しいのないのがわたしは羨ましかった。

でもヨウコも時々高いお熱を出して学校をお休みすることがあった。2、3日すると治るけど元気になってもしばらく学校いけないの。

インフルエンザだからって。

ヨウコは小学生になってから毎年のようにインフルエンザになるから毎年インフルエンザの予防接種を受けていた。

わたしとお姉ちゃんは喘息が出て受けれないことが多かった。

わたしは大人になった今でもインフルエンザになったことないし予防接種を受けたこともないな。

ヨウコは大人になってからはないんだって。

ヨウコがインフルエンザで苦しそうにしてるとおばあちゃんがダメって言ってたのわかっていたけど、なんでかヨウコの側にいることが多かった。

いつも元気なヨウコが苦しそうなのが怖かった。

読んでくださりありがとうございます。

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