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きいてもらいたいだけです。  作者: 秋河ナツコ
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びょうきのこと

わたしとお姉ちゃんは時々せきがとまらなくて発作を起こして入院する時があった。

小児喘息の為だった。お兄ちゃんは喘息はないけど、お熱が高くなる時があった。

お姉ちゃんとおばあちゃんは喘息があるからわたしたちのことをお母さんが置いていったっていうことがあった。

冗談なのか本当なのかはわからなかったけど、入院にとってもお金がかかるってこどもながらにわかっていたから、そうなんだって思うだけだった。だってわたしには知らない人のお話だし。

小児喘息以外にもわたしとお姉ちゃんは先天性の病気を持っていたから、中学を卒業するまで大きなこども病院に月に1回から年に1回頻度はその年によってまちまちだったけど通っていた。喘息で通う病院とは違ったから入院している時は行けなかったから頻度はその年によって違ったし、大人になるにつれて頻繁に検査しなくてもよくなったから。

お姉ちゃんとおばあちゃんと3人で病院に通院するのは幼いときは少し嬉しかった。その時だけはおばあちゃんがお仕事おやすみして学校もおやすみするか早退して病院までの道のり3人でお喋りできるの。

検査が終われば帰り道に遅めのお昼ご飯を3人で食べれたのも嬉しかった。時々はデザートも買ってくれた。

その時だけはおばあちゃんとお姉ちゃんを独り占めできて嬉しかったな。

読んでくださりありがとうございます。

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