兄妹で転生⁉︎1
ー ー 第一話転生までの馴れ初め1 ー ー
ー ー カチャカチャカチャカチャカチャッ (キーボードを打つ音)
俺は加藤 淳 17歳 普通なら高校に行っている年齢だ。
だが俺は不登校となりずっとRPGゲームをしている。このゲームでは結構上位だから、有名な方だ。
ー ー ー ーコンコンコンッ (ドアノックする音)
???「お兄ちゃーん?入るよー」
そう言って俺の部屋に入ってきたのは妹の加藤 愛 16歳で俺とは1歳差だ。愛は俺とは違い学生生活を送っている。
淳「勉強も運動も一切できないポンコツだがな。」
淳「なんだ?」
愛「なんだじゃなくてもう晩御飯なんだけど?またゲームばっかりしてたんでしょ‼︎」
淳「いつも通りだろ。晩御飯ならドアの前に置いといてくれ。食べておくから」
愛「はぁ〜、たまにはリビングで家族みんなで食べようよ。」
淳「嫌だ。俺は絶対降りないからな。」
愛「はいはい」(昔はお兄ちゃんはこんなんじゃなかったのになー)
愛「それよりお兄ちゃん」
淳「まだ用があるのか?なんだ?早くしてくれ。俺はゲームで忙しい」
愛「明日お父さんもお母さんも仕事で一日いないんだって。だからご飯とかどうしようと思って。
淳「そんなの冷凍とかレトルトとかでいいだろ」
愛「それが冷凍もレトルトもないから買いに行ってそれを食べろって」
淳(なんて無責任な親だ)
愛「だからお兄ちゃんと一緒に買い物に行こうって言いに来たの」
淳「そんなのお前一人で行けばいいだろ?」
愛「何言ってんのお兄ちゃん⁉︎私女の子よ、女の子一人でいけるわけないでしょ!何があるかわかんないだよ?」
淳「お前はもう高校生だろ。それに引きこもりで貧弱な俺が行っても意味ないぞ。」
愛「やだやだやだ!お兄ちゃんと行くのーーー!」
淳(精神年齢が小学生の頃から変わってないな)
愛「私お兄ちゃんが来てくれなかったらお兄ちゃんのゲーム機壊しちゃうから!」
淳「それは絶対にダメだ‼︎」
愛「なら一緒に行こ?」
淳(しまったつい反応してしまった。だがこのアンポンタンは何しでかすかわからん。ついていくのが正解か)
淳「わかったよ。一緒に行こう」
愛「やったー!じゃ明日の10時に行くからちゃんと起きてね」
淳「あいよ」
こうして妹と買い出しに行くことになったがそのせいでこんなことになるなんて。今思うと行かない方が正解だった。