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とある邪神様のお話、今後の予定

すごい今さらですが本当に趣味で書いているのでご都合主義や多数の矛盾が存在すると思います。

私は邪神ゴート。邪神だ。

性別は特にないし、ただあらゆるものを壊すと言う欲が一番でかい。

そんな私だか、いままさに暇を期していた。

やることがないのである。そもそも私はこの空間から出るには魔王が勇者に倒されなければ繋がらない仕組みになっている。

その為か、ここ数千年暇をもて余していた。

その日もそんな暇が早く終わることを願っていた。

だが、その日は思いもよらぬ方向でやって来たのだ。


「へぇー、ここが邪神の住まう神殿かぁ。流石だねぇ。僕もこう言う造りに変えようかなー」


ふと人間の声がした。この時に私は嬉しかった。やっ暇な時間から解放される。この退屈な空間とも別れられる、と。


「よくぞ着た、私こそが邪神ゴートだ」


目の前に現れた人間に対してそう名乗る。

だが、目の前の人間からはなにも感じなかった。強さと言うものを何一つ感じられなかった。

だが、恐怖・・も同時に全く感じない。

これは、本当に生物なのか?そんな疑問と未知への恐怖が高まる。


「やぁ、邪神ゴート。早速だか君には消えて貰う」


目の前の人間の形をした何者かは笑顔でそう言いはなち、その言葉の直後、考える隙すら与えずその人間の形をした何かは私の頭を狙ってきた。ギリギリの回避であるが、私がこいつを警戒するには十分過ぎた。


「流石のいまの攻撃を回避するなんて流石は邪神の王子と言ったところかな」


「き、貴様はいったい何者なんだ?」


「そうだね、冥土のお土産、と言うわけではないのだけれど教えてあげよう。僕はね、【魔神王】と言われている存在だよ。生憎名前はないがね」


魔神王だと?!

何だそれは、魔王となにか違うのか?一体こいつは?


「考え事は僕の前では行けないよ」


気がついたら私の目の前に奴がいた。

そうして私の体は消えた。


「ふむ、邪神と言ってもこの程度ですか、期待が外れました。さて、次の世界に行くとしましょうか。私を越える存在が見つかると嬉しいですが」


奴は去り際に損なことを言い残し消えた。

私は肉体を失っても魂を残し、意思の塊として活動できる。

そう言えば私の眷属の気配が全くしない。

奴にやられたとしても死体からそこそこの邪気が感じられるはず。

邪気とは邪神が使う力の名称。私の眷属ならば誰でも使う力である。その力が全く感じられない。

一体、何が起こった?


そして、邪神の塊は地上へと出た。魂は空間を越えられる。その為、こうして地上にいくことは簡単なのだ。


そこである入れ物を見つけた。

翼があり、いまの小さな魂でも問題なく入り活動できそうな位の木材で出来たものだ。


(ひとまず、あれに入ろう)




◇ ◇ ◇



『と言うのが私のいままでの敬意であり、軌跡だ』


そう、どや顔でゴートは俺に言ってくる。


「そうわいわれてもなぁ」


そこまで俺も外の世界に詳しいわけではない。だからいまの話を聞いたところで「あ、そう」位にしか思えない。


「そう言えば、この後ギルドマスターに呼ばれていたんだっけ」


俺の所属するギルド、オールオーダーのマスターに呼ばれていたことを思いだし、役所に向かった。

俺はマスターの部屋の扉をノックし、部屋にはいる。


「キリウスか。良く来てくれた。まぁそこに座ってくれ」


そう書類などの整理をしながらマスターは俺にそう言った。

マスターの名前はドール・クラウン。このギルドの仕組みを考えた本人であり、その実力は世界最強の一人と噂される程である。

名前からは男だと思うが完全に女だ。

紙は長く黒いストレートで左目に包帯の眼帯をつけている。何でも古傷がまだなおらないのだとか。


「で、用件ってのはなんだ?」


単刀直入に聞く。目的をこなす際は目的だけを聞くのが俺だ。


「貴様、少しは社交性と言うものを覚えたらどうだ。一応いまから話す依頼に影響してくるぞ」


「はいはい、それで俺の仕事は?」


「はぁ、まぁいいさ。で、今回お前に依頼したいのは」


俺はドールからその依頼を聞いた。


「めんどくせ」


以来の内容を聞いた後に出た第一声がこれである。


「そう言うな。お前ももう12だ。ガキが、一人前になるためにも誰もが通るべき行程だぞ?」


「その、行程を俺は面倒だと言っているんだよ。まぁ、俺に拒否権はないからな、依頼は受けるけど。って言うかこの依頼、報酬金額、とんでもないことになっているな」


「それは、お偉いさんだからな。それに、いやこの情報はまだいいか。話は終わりだ」


こうして依頼を受けた俺は、家へと戻った。

家にはコウモリ擬きが、玄関の前で逆さまに、いや、コウモリだから正しい位置なのか?

俺から見て逆さまに上にくっついている。


「何をしているんだ?」


『貴様の言うコウモリとやらはこう言う生物なのだろう?』


「いや、そうなんだけどね。お前は違うコウモリだからその必要はないんだよ」


『な、ん、だと・・・』


この世の終わりみたいな顔をしている邪神を無視して俺はベッドで横になる。

寝ながら、以来内容をまた思い出していた。


◇ ◇ ◇


「はぁ?王都の学園に行け?しかもそこでついでに卒業してこいって!?」


時は遡り、いま俺は以来内容を聞いた直後だ。


「ああ、そうだ。何でも、学園の人数が合わなくなってな。その学園に入学するはずであった生徒が殺されてな」


その情報に耳を傾け詳しく聞く。


「犯人は?」


「まだ見つかっていないそうだ。そもそも、人間の犯行かどうかですらまだ分かっていない。なんでも、その死体、発見されたのは王都の外れにある平原で見つかったらしい。死体には魔物に噛まれた跡があったそうだが、同時に何者かに切られた傷も発見された」


話の内容からこの以来の意図を汲み取る。俺がいつもやっていること、以来が失敗しそうなときに目的だけを果たすために使えるからだ。


「つまり、俺に出向いて調査しろと、大方、その子供の親が依頼してきたのだろう?」


このギルドはどんな貧乏な人間でも以来を出せる。最悪、報酬はギルドが出す場合もある。

だから、普段は相手にされない平民でも、安心して依頼を出せるシステムだ。最も、俺がこのギルドに貢献してからできたシステムだが。


「いや、違うぞ」


「え?」


間抜けな返事が出てしまう。


「その子供の親は子供の死体が発見される前に殺されている。両親ともにな」


まじか、それはとても面倒だ。


「もしかしなくても、偉い奴が殺されたんだな?」


「ああ、そして、今回この依頼を出したのは、とある伯爵でな、まぁ、私の昔からの幼馴染みなんだよ。だから、いまこのギルドにおいて最強なあんたを調査にお願いしたいってことだ」


あらま、これは、どのみち断れないな。貴族の願い事を断るとろくなことにならない。


「で、いつからだ?」


伯爵からのお願いでありギルドで受ける仕事・・だ。疑問なんて持つだけ野暮だ。

その学園に言って調査をしてこいと言うことは当然色々な前準備が必要になる。


「一様新入生で特別枠と言うことにしておいた。お前は疎いようだが、お前の実績は存外有名だ。ついたあだ名が【オールオーダーの執行者】って名前を聞いたときには吹き出しそうになったんだよ」


「その名前は俺もはじめて聞いたよ」


「精々頑張ってくれよ、家の執行者さん?」


こいつ!いつか絶対に後悔させてやる。

底から先は先歩だと同じ流れだ。


◇ ◇ ◇


はぁ、ろくなことになら無さそうだなぁ。

何故か先のことでろくなことにならない気がした。そして、こう言う悪い予感だけは何故か当たることが多い。

ドールのステータス。

名前 ドール・クラウン

職業 魔法剣士ギルドマスター

LV MAX (99)


体力 5000

魔力 5000


筋力 210

速さ 340

防御 240


装備

武器 魔法糸 ランクSSS

防具

胴 ギルドの鎧(C)

足 ギルドのブーツ(C)

靴 ギルドの靴(C)

アクセサリー なし

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