自宅と特撮と邪神族と
ええ、現代の、地球の、日本のごくごく普通の四角い一軒家がありました。
今さら驚くことではないのだが、あまりにも前世では見たものと同じものだったのでこれには驚愕だった。
なんとなく住みやすい家を作ったつもりがこうなったか。
流石と言うべきだろか?
いや、自画自賛にしかならんな。
とりあえず、中に入ろう。
中には1LDKの個室がいくつかあった。その中の人部屋で主に暮らしていたのだが・・・・・
「他の個室汚すぎるだろぉぉ!」
流石男。期待を裏切らない。やはり転生体でも、別人だな。
その後、きちんと掃除した。
幸い、前世ではきちんとした掃除をしていたので、分別までしてしまった。
この世界に3Rねぇのにな。癖って怖い。
「さてさて、次は何をしようかね」
暇だ。何て言うか暇だ。当たり前だか、この世界、娯楽がなさ過ぎやしないか?
はぁ、なにか作れねぇかなー。簡単にできて暇を潰せるようなもの。
魔法がある世界とはいえなぁ。
「あったわ」
ひらめいた。ガキが良くやるようなやつだ。うん、俺も子供だ。問題ないだろう。
たしか家から出て東野方向に森があったな。底から木を持ってくるか。
ナイフは後で買ってこよう。
◇ ◇ ◇
次の火の朝、俺は自宅の個室の一つの作業部屋であるものを作っていた。
恥ずかしい話、俺は高校生になっも、特撮が好きだったこともあり、バイクが欲しかったりもした。(ライダーの方)
現在作っているのは模型だ。正直やったことがないから殆ど納得のいく作品は作れなかった。
しかし、フィギアじゃなくても良くね?と思い、今度はベルトを作り始めた。
作業開始から数時間後、俺は某仮面◯イダー◯バのキ◯ットバット2世に似た何かを作り上げた。
中二病をこじらせた俺にはこれが、一番いいできになるよう尽力し、とある魔法を使った。
俺が使ったのは生命魔法。物に魂を与える魔法だ。
そうして、木から生まれたコウモリ擬きが完成!
これが完成した頃にはすでに夜。
結構集中したのでその日はそのまま寝てしまった。
次の日の朝。俺はコウモリ擬きを更に極めようと、森の奥深く、【生命の泉】と呼ばれる場所を探していた。
【生命の泉】は、妖精が傷ついた心なり体なりを回復できる場所である。
俺がコウモリ擬きにかけた生命魔法は一瞬の効果しかない。そのため無くなりかけている。本職ではないし、元々、使い魔の真似事や、片付けがめんどくさいから作った魔法な為、そこまで持続時間は永くないそう言う代物なのだ。
だからこそ、暇そうな精霊にお願いして、この中に入ってもらおうと言う魂胆だ。
ただ、【生命の泉】は森の何処かに存在すると言われているだけで、確実に見つけられる保証はない。
ここにいまにも消えかかっている命があるから、それなりに遭遇はできる確率はあるだろう。
だか、結局その日は見つからなかった。
「やっぱりそう簡単にいかなのかねぇ」
と思った矢先だった。
『おい貴様!なんだこの入れ物は、なかなか良いではないか』
そんな声が聞こえてきた。
「?!」
どこから声が聞こえてきたのか?そんな事は解っている。目の前のコウモリ擬きから音が伝わってきたから。
問題はなぜ【生命の泉】に言っていないのにこいつに精霊が宿ったのかが不思議でならない。
「なぁ、あんた何者だ?」
気になったので聞いてみた。
『よくぞ聞いてくれた、私の名は邪神ゴート。不覚にも魔王に殺られてしまってな。こんな小さくなってしまったところ、よりしろを探していたのだが、ここにピッタリとはまる入れ物があった故な、入らせてもらった』
うわー、ややこしいのきたよ。厨二病な、俺としては嬉しいけど、完璧な意思を持つ存在はちょっとなぁ。
だって、精霊なら言葉を発しないから遊ぶことができるんだけど、こいつの場合邪神と言うステータスまでついてきている。
って言うか、魔王が邪神を倒したのか?。流石だな。
「いやまぁ、いいんだけどさ。あんた、それがなんだか解っているのか?」
何となく分かっていないだろうからな、と言うか解るはずもないので本人に事実を説明した。
あ、このコウモリがどう言うものなのか?と言う説明だけだよ。
『フムフム、なるほどなるほど。良いではないか。実に面白そうだ。何分邪神は暇でな。人間と少しの間戯れるのも悪くはない。そうだな、貴様。私が力を与えてやろう』
「いえ、結構です」
即答である。
『何故だ?!』
「いや、だってめんどくさいもん。それにさっき話たろう。人間の俺がそれを使えないの。死ぬんだよお前に噛まれた時に、そう言う設定なの」
これを譲ってしまえば恐らく特撮ファンからの苦情が耐えないだろう。いまも耐えなさそうだが。
『では、我の・・・・(だか、断る!)まだなにも言ってないのだか?!』
「どうせ眷属になれとかだろう。そう言うのは本当に間に合っているんで。って言うか純粋にあんたの力を借りるときには『コウモリ擬き俺に力を貸せ!』って言うのが決まっているから」
『むぅ』
どちらも譲ることはしないようだ。だが、流石は邪神、次から次へとそれ相応のことを言ってくれる。
『私の眷属になれば呪いの効果が無くなるが?』
その言葉に少し反応してしまったのが失策だ。
『良いのか、貴様のステータスを見させてもらったが、そのステータスは邪神の眷属どもに比べればかなり低い。それではお主の目的も果たせないのではないか?あ奴等は目に写るものを破壊することしか頭にないぞ、我は魔王から逃れてきたからこそ此処にいるのであって』
「わかったよ、けどさ、その前に来たようだぜ。オタクのバカな息子さんが」
話しているときでも回りの警戒は怠らない。これ、野外での活動の基本。
『全く、教育のなってない奴だな。どれどれ私が直々に力を与えよう』
いやなってないのあんたのせいだからな。
「はぁ、まさかこんなことになるなんてなぁ。いいよ、こうなったらやけだ。俺の手を噛め。そして、お前の力を俺に纏わせろそれでこの遊びは完成だ」
『了解した。ガブリッ!』
「『◯◯!』」
※なんか本当に罰金とられそうなんでここは想像にお任せします。 一つ言えることは特撮の◯イダーに◯◯したと言うこと。
「うん、何だろう、着心地悪いな」
それがはじめての遊びで邪神が作ったスーツを着た感想だった。
目の前には屈強な大柄の大男がいた。いかにも脳筋って感じがする。
『ほうほう、こいつ、邪神の眷属のなかでもそれなりの実力があるぞ。どうする?』
「決まっている。こうするのさ」
俺は地面のあらゆる場所からその邪神の眷属に向けてマナで作った鎖を縛り付けた。魔法を使うときにマナを使うのはもう、ご存じだろう。
使う個があるならそれは紛れもなく自由なことができる証拠。この邪神の力のお陰か、いつもより、マナを濃く感じることができる。
だから、拘束するための鎖を作ることができた。
「なぁ、邪神」
『邪神出はないゴートと呼べ』
「あっそ、じゃぁゴートこいつから力をお前が奪うことはできるか?」
素朴な疑問だ。邪神の眷属なら邪神自らが力を与えた存在のはずだ。ならば力をもとに戻すくらいは出来るだろ。
『可能だが』
「なら、奪ってくれ」
ゴートは俺の腹のベルトから外れ脳肉野郎の首にかじりついた。
脳筋野郎の体は灰になった。
だが、俺が作ったコウモリ擬きの模型に確かな色ができていた。それは黒をベースに紫の模様が浮かんでいた。目の色はオレンジ色になっている。
「おお、こいつは嬉しい誤算」
『うむ、私もこの体は気に入った。と言うか素材の木が脆いからいくつかあやつから代用させてもらったぞ』
ああ道理で。
「しかし、こうしてのんびり暮らすのも悪くないな」
スーツが脱げ、標準装備でその場に立ち空を見上げながらそう呟くのだった。
主人公の現在のステータス。
名前 キリウス・マクレイン
職業 戦士 変身士
LV 180(限界突破)
体力 8100(+4000)→15000
魔力 5300(+2200)→15000
筋力 210(+2000)→500
速さ 340(+1000)→500
防御 240(+5000)→500
装備
武器 【邪剣エルネッサ】ランクSSS
防具
胴 邪竜のコート(S+)
足 邪竜のズボン(S+)
靴 邪竜の革靴 (S+)
アクセサリー 邪神が宿った木(ランク不明)
技能スキル 己の世界(ありとあらゆる技能を無効にし、自信のステータスに+1000)孤独の呪い(パーティーメンバーがいる場合自信のステータスすべてに-70%)邪神の加護(呪いによるステータスのマイナス値を無効にする)
称号 理を超越したもの(すべてのステータスに+200%の補正)
転生者(異世界から転生してきた人間に与えられる称号、ステータスに変化はないが、並列思考が出来るようになる)
邪神の眷属(邪神からの力を貰う。ステータスの効果は各邪神によって違う)
※()は装備補正
※→は変身後のステータス
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