第七話 謎の来客
第七話 謎の来客
アルファ「もう、良いでしょう。」
長い戦いの末、アルファが降参した。
この戦いで、『スキル:ソードビット』の使い方、ソードビットの発動、サポートなど、必要なものがわかった。
ログ:Alphaが[ライトデュエル]で降参しました
/(スラッシュ)「…降参感謝する。」
アルファ「いえ…。 スキルを使ってみてどうでしたか?」
/(スラッシュ)「ふむ…。 まず、『ソードビット』はスキル発動にMPを7000ほど使う。俺は9700あるので、使えるは使えるが、半分以上使ってしまう。このままだと戦闘では使い物にならない。が、MP吸収のスキルがあれば何とか、なるだろう。」
べらべらと、自分の考えをしゃべってしまった。
アルファ「…そうですか…。では、静かな場所が必要ですね。一度、ギルドまで戻りましょう。」
アルファについて行ってギルドまで一緒に戻った。
アルファ「では、私はフレンドに頼まれたクエストに行きますので。あとは、中の者が案内しますので。」
そういってアルファは出かけて行った。
「お帰りなさいませ。/(スラッシュ)様!」
入った途端、これだよ。
「こちらです。」
全く、いつも思うが、俺はこんなに偉くないし、王様でもないんだがなぁ…
案内されたのは、今まで壁だったところだった。
「ここは、『マスタールーム』です。あとは『ヘルプ』でご確認ください。」
社長室みたいな。とりあえず、ポツンとある椅子に腰を掛け、机に肘を掛けながら、ヘルプをみた。
なるほどなるほど…
【マスタールーム】
ギルドマスターのみ使用が許される部屋。また、ギルドマスターが許可した人のみ、ギルドマスターが部屋内にいる状態で出入りが許される。
マスタールーム内でのデュエル、通常トレードなどは禁止されている。(マスタートレードのみ許される)
いくつか作っていると…
チームメッセージ:『/』様。他ギルドのマスターがお見えです。
ん?何だろう?
下に降りると…
/(スラッシュ)「来客か…」
???「やはり、ここにいたか…。/(スラッシュ)よ?」
小さな女の子のキャラクター。他は護衛で侍みたいな男キャラ3人。ま、その女の子も侍(?)だけど…。
/(スラッシュ)「まずは、自己紹介といこう。」
そういって、来客用の椅子に座った。(もちろん、あっちのギルドメンバーも)
/(スラッシュ)「知っているとは思うが、私は/(スラッシュ)。」
???「へぇ~。記号のスラッシュだけがキャラクターネームなのか~。」
護衛2「いけませんよ。情報は大事ですから、そういうことも知っておかないと…」
???「分かってるわよ…。私は『トノサマ』よ。よろしくね?」
は?トノサマ? …トノサマ様と呼ぶべきか、トノサマ殿か…
トノサマ「トノサマでいいわよ?」
/(スラッシュ)「コホン…。 では、トノサマ。どのようなご用件で?」
するとトノサマは少し間をおいて言った。
トノサマ「…私とデュエルしなさい!」
/(スラッシュ)「………それは…」
トノサマ「あ…。ライトデュエルでね?でも…アイテムじゃないものを賭けてもらうから」
デュエルの申し込みが届いた
護衛3「ここで始めるのですか!?」
トノサマ「ふぇ…!?」
うーん。ま、ここで始められるのもあれだからなぁ…。
/(スラッシュ)「…なにを賭ければいい?」
トノサマ「もし、私が勝ったら… あなた、私のものになりなさい。」
…は?