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最強無敗の遊び手(プレイヤー)  作者: 碧月レンカ
第一章 最強/(スラッシュ)
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第四話 義妹と化した紅愛 前編

第四話 義妹と化した紅愛(クレア) 前編





竜牙「…は!」


寝てしまった。今日もか…。


ルージュ「…はぁ!寝てしまった!私としたことが!」

俺と同じこと言うなよ。



ルージュ「…くっ、こんなところで寝るなんて…」

ライト「ぁぁ…誰か…」


うーん、まだ間に合うな。と、時計を見ながらそう思う。



竜牙「よし、紅愛(クレア)。お前は俺が返ってくるまでここにいろ。」

ルージュ「はぁ!?」


竜牙「どこかに行かれると困る。昨日の戦いについては、帰ってきたら話し合おう。」

ま、帰ろうとしても返さないけどな。



ルージュ「…」


ガチャ…


竜牙「…あ」

ライト「や、やっと開いたぁ…」










学校終わり…


ライト「まったく、あの小学s… じゃなかった。あの少女は。」

竜牙「まったくだ。何時間戦ってたと思ってるんだ。」


昨日のことを言いあう二人だった。その会話は帰りまで続いた。



ライト「そういや。」

突然、ライトが言い出した。

ライト「お前んち、あの小学s… 少女いるんだろ? 早く行ってやった方がいいんじゃないか?」

竜牙「…あ」


ライト「いってら~」

自分の足が渦巻きになるぐらい走った。





竜牙「ゼェ…ハァ… 帰ったぞ…」

ルージュ「…遅い…」

ぐぅぅぅぅぅぅぅうう


腹の鳴る音が聞こえた。ルージュが顔を赤くしている。一切表情を変えていないところが少し可愛い。


ルージュ「……遅ぃ…」





竜牙「…なんか買いに行くか。」








近くのコンビニに行った。


ルージュ「おー…」

紅愛の目は、まるで、初めて来た世界に心を弾ませているようであった。



見たものをほいほいっとかごに入れていく。そんなに金無ぇっての。


ドカッ…


結局、大量に買ってしまった。













竜牙「…ただいまぁ…」


紅愛はまだウキウキとしている。

はぁ、疲れた。どんだけ買わせるんだよ。




とりあえず、パパっと食える三角のおにぎりを食べた。

ルージュ「んん~!!おいしい!」


俺はいつも食べているのと変わらんが、彼女がそう思うのなら、おいしいのだろう。


紅愛がコホンと咳をすると、

ルージュ「…で? あの話だけど、どうするの?」

竜牙「あの話って… あぁ、アレか。う~ん、一応決まってるけど…」

ルージュ「決まってるけど?」


少し聞くか悩んだが、覚悟を決めた。


竜牙「俺の名前を教えるかわりに、お前のことを少し教えてくれ。」」

ルージュ「…わかったわ。」


よし


竜牙「俺は火神(かがみ) 竜牙(りゅうが)。学生で、知っての通り、俺が/(スラッシュ)だ。聞きたいのは、まず、家族はどうしているか、だ。」


ルージュ「…家族は全員死んだわ。」

竜牙「…そうか…。じゃあ俺と一緒だな。」

紅愛の家族が死んだことを知った時驚いたが、それは向こうも同じらしい。



ルージュ「私の方は全員事故で亡くなった。そして、私だけが生き残った。」

話し方からして本当のことだろう。俺と似てるな。



竜牙「そうか…。」

ルージュ「で、こっちも質問させてもらいたいんだけど… ま、嫌なら言わなくてもいいけど…」



ルージュ「あなたの家族は?」

竜牙「あぁ、そういうことか。いいよ、話す。」


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