第十八話 最強をやめる
第十八話 最強をやめる
ライト「…そんで、あれから頑張ったんだけど/(スラッシュ)様を見ることはまだ無理そうだな。」
今は学校で話している。
支部に入って少し経った。五日ぐらいだろうか…。
ライト「そーだ!最近、昔のアニメとか見るんだけど、なんか俺って日常系アニメが好きっぽいんだよな(笑)」
そのあともライトはペラペラ話していたが、俺は考え事をしていて聞こえなかった。
俺はあのゲームしかしていない。他のゲームもしないと…。
シンのメンバーの顔がでてくる。
きっとあのゲームの中に、あいつらはいる。
あいつらを倒さないといけない気がする。
だから、しばらく…
最強をやめてもいいかな。
ライト「おーい、どうしたんだよー?」
竜牙「あ、あぁ。すまん。」
ライト「考え事か?」
竜牙「まぁ、そんなとこかな…」
俺は一人であいつらを見つけ出す。そして倒す。そう決意した。
ギルドにて…
トノサマ「最近、忙しいの?」
/(スラッシュ)「ん? どうしてだ?」
突然、トノサマが質問してきた。
トノサマ「いやー…、少し前よりin率低くなったなー…っと思って」
確かに、ファングのアバターで入ることが多くなった。
しかも、別アカウントだから他の人には伝わってない。
/(スラッシュ)「まぁ…、忙しくはなったな…」
トノサマ「彼女でもできた?」
/(スラッシュ)「いや… って俺を何歳だと思って言ってんだ!」
まさかとは思うが、バレた?
トノサマ「えへ~。言ってみただけ…」
このまま、二つのアバターを同時にやるってことは難しそうだな。
どうにかしないと…。
トノサマ「ねぇ…」
またまた唐突に聞いてきた。お次は何かな?
トノサマ「もしかして… そういう歳なの…?」
/(スラッシュ)「え?」
どうしてそうなったのか聞いてみたい。
俺の発言はそんな風だったか?
こういうことはニュースとかで騒がれるから、あんまし言いたくないんだけどなー。
/(スラッシュ)「…そういうことはあんまり言えないからノーコメントだが… ま、『もしかして』は… あるかも、な。」
トノサマ「!」
そのあと、トノサマは落ちた。
どうしたんだろう。
現実世界の自分の部屋にて…
紅愛「…忙しそうだね…」
あれ… デジャヴ…
竜牙「うん…既視感って言うのかな。同じこと言われた気がするんだけど…」
紅愛「ふ~ん… 同じこと聞くような人…」
そのあとは会話もなく、紅愛は同じことを聞くよう人を必死に考えていた。
その考えている最中の紅愛は何とも可愛かった。
くねくね… くねくね…