表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

初めての展開


はい、そんなこんなで3年たちましたよおおおおお!!

なんとか森の守人として役目果たせてます!

入り口のドラゴンさん、通称じぃじの教えの元、魔術も上達しました!

えぇ、じぃじ、超頭がいいんですよね。

で教え方も上手で大変助かってます。

しかもすんごくかわいがってくれています。

そんなじぃじが私は大好きです。

なんで、そんなじぃじに挑んでくる馬鹿な冒険者達は大嫌いです。

なんでじぃじの美しい鱗をはぎ取ろうとするかな。

許さない!!!

じぃじは強いけど、強すぎて本気で戦うと森にまで被害が合うから手加減してるんだけど。

それを知らない馬鹿どもは調子に乗って・・・。

腹立つ!!

だから私はそんなじぃじを守るためにめちゃくちゃ戦うのです。

・・・なんで、この世界ってイケメンが多いんですかね?

強い冒険者しか来れないはずなのに来るやつ来るやつイケメンなんですが・・・?

うっとうしい!!

しかも、何とち狂ったのか私を見てはドラゴンに捕まった娘やらなんやらと・・・。

ちげぇよ!!!

一緒に逃げようなど・・・戯れ言でしかないんですけど!!

私がじぃじを好きで守ってるんだって説明しても、聞かないし!!

寧ろ洗脳されてるっとか言って悲劇の娘にされるし。

洗脳してるからこっちを攻撃してくるんだって・・・どう解釈したらそうなるんですかね!?

洗脳なんかされてませんつーの!!

ああーうっとうしい!!

しかも、私がすんごく強いからか、どこかの寵愛を受けた姫だとなんとか・・・。

ホント、この世界のやつっておかしいのかしらね???

こんな平凡が姫なわけないでしょうが!!!

あーうざい。

私は姫じゃなくてこの森の守人だっつーの!!!

この世界女の人が少ないからおかしくなってるのかしらね?

私に対して美しい姫やら愛らしい姫やら・・・もう一度言います。

私は平凡だ!!!

こいつらの美への価値観おかしいのかしら?

最初は優しく促して帰ってもらおうとしたせいかしらね・・・?

私のこと甘く見てる??

甘い言葉吐いたら負けてくれるとか思ってる??

いや、そんなはずないですけど????

ホント、イケメン大っ嫌い!!!

もうこの世界来てからイケメン嫌いだわ。

最初の王子から苦手だったけど、この3年で大っ嫌いになったわ!!

顔も見たくないわ!!

イケメン滅べ!!!

そんなイケメン滅な思考になりながらも日々過ごしていました。

日々の中で女神様もよく顔を出してくれていましたよ。

基本人の前に出ないそうなんだけど、私は特別だとなんとかいって、よく家に来てます。

その都度思うけど・・・女神様の声、ホントにおかぁに似てる。

声だけだけど。

おかぁ、あんなに美人じゃない。

いや、美人な方だけど、人並みにだよ。

女神様はやっぱり神だからこう・・・なんていうかいい表せないほど美人なんだよね。

それにおかぁは男前だったから、姉さんってかんじだったしなー。

嗚呼、そうおかぁに説明してませんでしたね。

おかぁは私の保護者ですが、本当の親、血のつながりのある親ではないです。

私の両親は事故で亡くなって、お母さんの親友だったおかぁが親戚中をたらい回しにされていた私を引き取ってくれたんです。

本当の娘みたいにかわいがってくれた自慢のおかぁ。

女独りで育ててくれたおかぁなんです。

本当なら、女としての幸せをつかめたはずなのに・・・すんごく美人さんだったから・・・。

私のせいでって言ったときもあるし、それで大げんかになったときもあった。

そのときおかぁがどれだけ私を愛しているか、私が生きる希望だって言ってくれて・・・そんなおかぁにもう二度会えないってすんごく辛かったんですが・・・。

なんと、女神様があの世界の神様に頼み込んでくれて手紙だけは渡してもらえることになったんです!!

会えないけど、手紙のやりとりはできるように!

最初おかぁの手紙が帰ってきたとき大泣きしてしまった。

生きててよかったって、他の世界でも生きてて嬉しいって・・・。

多分・・・いや確実におかぁをとてつもなく悲しめたはずだ。

でも、こうやって生きていることをしれたことが嬉しいって。

本当におかぁは凄い人だなって感じました。

そんなおかぁに勇気づけられ、私はこの世界で絶対に生き抜くことを決めたんだけどね。

まぁそんなこんなでこの世界で3年の月日が流れ、大分この世界になれたと思います。



「いや・・・慣れたよ・・・。慣れたけどね・・・?」



目の前に死にかけのおじ様達が3人・・・?

うぇ、何この展開、初めてなんですけどおおおおおおお!!

いや、その新たな展開とか必要ないですううう!!

いつもの通りでかまいませんから!!!



「えっと・・・。」



え・・・これどうしたらいいの?



「じぃじ・・・どうしよ・・・?」


『うーんむ・・・ワシもこの展開は初めてじゃ・・・。』



わお、じぃじも初めてかー!!

うわ、マジでどうしよ・・・?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ