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お家

「さて、では、まず自己紹介をしましょうか!!」



そう自己紹介!

一緒に暮らすって決まったけど、まだ私たちお互いの名前を知らないんですよね。

まぁ、さっきまでは一応森の中で落ち着いてなかったからね。

今、ようやく落ち着いたからね。

リビングで各々が座ってお茶を飲んでるし、いいタイミングだよね。

遅すぎとかいわないでね。



「えっと・・・では、私から。私の名前はミチです。ミチ・サクライです。普通の平民ですよ。」


「ミチ様ですか。」


「あの、ずっと気になってたんですけど、敬語じゃなくていいですからね!後、様もいりません!さっきも言ったように私は普通の平民ですから!!」



そう、なんかずっと敬語だったんだよね。

しかも慣れない感じだったから、多分そんなに敬語を使える人じゃないんだと思うんだよね。

うん、ぎこちないよね。

まぁ、私も得意じゃないけどね!

これから一緒に住んでいくんだし、仲良くしていきたいから、敬語はなしの方向で!

そういえば、皆さん納得しくれたみたいで敬語じゃなくなった。

よしよし。



「では、普通に話させてもらうな。」


「えぇ。」


「じゃぁ、俺たちも自己紹介をしないとな。俺はヘルス。元リバーン国の兵士だ。っといっても下っ端だけどな。」


「俺は、シャオ。ヘルスと同じで元兵士。」


「俺は、ニック。他のと同じ元兵士だ。よろしくな、ミチ姫。」



えっと、ヘルスが茶髪でシャオが銀髪、っでニックが緑髪ね。

やっぱり皆兵士かー。

ヘルスの話からそうだって思ってたけどね。

しかし、この人達が下っ端って・・・結構強い国なのかな?

ってか、ニック、姫って。



「私は平凡な平民なんですが・・・姫って。」


「いや愛称だって。知ってるけどな、こう、俺たち今まで姫って思ってたから、こうしっくりくるんだよ。」


「はぁ・・・。」



んー納得できないけど、まぁいいか。

好きに呼んでくれればいいし。

っというわけでニックの姫呼びに関しては好きにさせることにした。

そしたら、シャオ達も姫呼びなんですが・・・。

もういいです・・・。

勝手にしてください。

はい、気持ちを入れ替えて、話進めますよー。



「はい、これから皆さんにはここで住んでもらうんですが、この家で住むには守ってもらいたい約束事があります。」


「嗚呼、何でも聞くぞ。」


「俺たち、姫に助けられたからな。姫の言うことは何でも聞く。」



あー・・・なんか、そう言われるといいづらいんですが・・・。

そんな恩義感じなくても・・・。

ただ私が死んだ人を見たくなくて治しただけですし・・・。



「あー、まぁ、話しますね。まずこの家の周辺は結界が張られているので結界までは好きに行動してください。」


「いいのか?」


「えぇ。別に私は貴方たちの行動を制限する気は一切ありませんよ。」


「えっ。」


「できるだけ自由に暮らしてほしいんです。」



別に制限する気は一切ない。

結界以上を出なければ外に出てもらってもかまわない。

結界以上を出てしまうといつ魔物達が現れるか分からないから、不便だけども居てもらわないと困る。

本当なら自国に帰ってほしかったけど、それができないからここに住むわけだし。

それも自分たちのせいで帰れないわけでもないのに。

なのに、ここで閉じ込めておくなんて・・・酷い過ぎるでしょう?

できるだけ自由に暮らしてもらって、少しでも楽しんで暮らしてほしいなって思うのは甘いかな?

いや、あのね、このおじ様達私かなり同情してるんだよね。

そりゃあ、じぃじの元に来て攻撃したことは許せないけど、それっておじ様達がしたくてしたわけじゃないし。

国に命令されてだし。

っで結局死ねって命令されて、国に帰れなくなっちゃうなんて酷すぎでしょ?

だから、ここではできるだけ幸せに暮らしてほしいなって。

まぁおじ様達はびっくりしてるみたいですけど・・・。

あー話進めよ。



「行動の範囲は制限されますけど、でもできれば、ここで楽しく過ごしてもらいたいんです。まぁ、なかなか難しいかもですけど・・・。」


「いや、その。」


「っで、次の約束なんですけど、家事等を手伝って頂きたいんですよね。今までは一人だったので手伝ってもらえると助かるので。」



そう言えば3人は凄く頷いてくれる。。

おぉ!良かった。

力仕事を特に手伝って頂きたいんだよね!

薪割りとか!



「後は、何か必要なもの等があれば遠慮なく言ってください。できるだけ用意をしますから。我慢するとかはやめてくださいね。さっきも言ったように楽しく過ごしてもらいたいので!いいですね!」



赤べこみたいに頷くおじ様達に安心です。

さてはて、約束もできたことだし、おじ様達の部屋を作りに行きますか!

部屋はめちゃくちゃあるからね!

この家、屋敷といっても過言じゃないぐらい大きいから。

いやーこの屋敷の掃除大変だったし、人手が増えるのは掃除的には有り難いなー。

あの子達の部屋をのぞいた部屋ならどこでもいいし、おじ様達に決めてもらおーっと!

そうと決まれば、案内しないとね。

風呂やらトイレやらを案内しとかないとだしね!

さてさて、忙しいぞ!!

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