12
岩から抜けだしたサルヒコは、キスケを口にくわえたまま、のっそりと立ち上がった。
……いったいどういう仕組みになっているのか、サルヒコの体は縮んでいた。昨日と同じぐらいの、小学生程度の身長に戻っている。
やつの頭は、……貴さんの落とした岩にやられたんだろう、頭頂から鼻のあたりまでが大きく陥没していた。右半分なんか、頭蓋骨が割れて、脳漿がはみ出している。
不気味に歪んだ顔の中で、奇妙に左と右に別れた目が、視点の定まらないまま、金色の光を放っていた。
サルヒコも、もう長くはないのかもな……。
……そんなふうに思った。
末期のキスケがあんな無残な姿でも生き抜こうとしたように、こいつはこいつで、回復のために必死にエネルギーを摂取しようとしたのかもしれない。
自然の摂理のままに……。
キスケの遺体が捕食されるのを、今度はもう止めなかった。
オレのやるべきことはもう終わった、と、なんだか納得できたから。
風汰や貴さんの元まで帰ろうと身を返したとき、視界の隅に、水に沈んだキスケの長刀が入った。
どうしよう、これ……。
正直に言えば、武器は欲しかった。キスケも、そしてサルヒコもこれでいなくなるとはいえ、今後も敵が出てこないという保証はない。武器を手に入れることで、今回ほどの満身創痍にならなくて済む可能性は、高い。
でも……。
武力を持ってしまうことで、オレはますます自分を制御できなくなるんじゃないかって不安も、あった。話し合いで片がつくようなことも、力に頼るようになるんじゃないかって……。
……だって、オレはまだぜんぜん未熟だから……。
……実力もないのに、負けたくないって意地だけで、暴走をくりかえしかねないから……。
数秒迷って……。
……けっきょく、刀を拾い上げた。
キスケも、愛刀をオレに使われるなんて、腹立ってるよな、きっと。
だから、オレ、自分が抑えられなくなったときには、キスケに睨まれていると思うことにする。キスケに叱られないために、ブレーキをかけられるようにしてみせるよ……。
さっきと同じ位置で待っていた風汰のところまで辿り着くと、風汰は、
「……気が済んだ?」
と一言聞いた。
殴られる覚悟ぐらいはしたけど、やつはそれ以上は何も言わずに、先に立って岸に向かう。
オレは……このまま風汰について貴さんの元まで戻っていいものか……って、内心でひどくためらっていた……。先刻、風汰が怒鳴った『貴史もオレも、お前のそういうとこにイライラしてんだよっ』ってセリフが、いまごろになってずっしりとのしかかってくる……。
……オレ、二人のお荷物なんだ……。
……オレ、二人にとっていないほうがいいかもしれない人間なんだ……。
それでも見捨てられたくなくて、少し足を早めて、風汰の手をつかもうとした。
けど。
……やめた。
オレに、
「一緒に連れて行って」
って言う資格はない。
風汰と貴さんが、
「一緒にいようよ」
って言ってくれる義務はない。
自然に歩調が落ちた。
……どうしよう……これから……。
オレ一人でどうやって生きていこう……。風汰はともかく、貴さんやミニ姫をどうやって守っていこう……。
謝って許してもらって……それから、
「もう勝手なことはしない」
って約束すればいいのか……?
でも……。
でもオレ、同じ状況になったら、きっと、また、仲間じゃない人間にだって同情してしまう。何かができると思ってしまう。
だったら謝れない。その場しのぎ嘘で貴さんたちを騙したくない
迷いまくって自分の考えに没頭していたら、風汰の後頭部に思いっきりぶつかった。
「……って!」
額を容赦なく打ちつけたオレと同様に、風汰も、
「ちゃんと前見て歩けよ!」
と頭を押さえながら文句を言う。
……なんでいきなり立ち止まってんだよ、こいつ……。
「つまんねーこと悩んでたんだろ」
と風汰が言った。
「お前の言ったことを深く考えてただけだよ」
とオレは返した。
「オレの言ったことは正しいぞ」
とムカつくことにやつは胸を張る。
「そう思ってるから反省してんだよ」
言い返す。
と。
風汰は、どこかで聞いたような、
「まあ、馬鹿は嫌いじゃないけどさ」
というセリフを吐いた。
「だから、えーと、……お前が暴走しても許してやるから、任せろ」
そう加える。
木々の間から顔を覗かせていた貴さんは、オレと風汰が川原まで辿り着いたのを確認してから、ゆっくりとオレたちの元に寄ってきた。
そして、開口一番にこう言った。
「英士くんの行動パターンが読めなかった」
……口調が固い……。
……怒っているんだろうか……。
うなだれるオレの横で、なぜか風汰が躍起になって弁解してくれた。
「こいつ、馬鹿だから!」
「……あの猿に、これ以上、人の味を覚えさせたくなかったんだ」
……オレも少しだけ言い訳した。
オレたちの言い分を聞いた貴さんは、ちょっと首をかしげて、若干の不満を残した様子だった。けど、それでも、
「理解できないことはない……かな」
とは言ってくれた。
「特に星野くんの理由のほうは納得できるよ」
ってつけ加えたのは、貴さん流のオレへの非難なんだろう。
ただ、いつもはこの程度の軽口で収めてくれる貴さんなのに、今回は違った。
改まった声音になって、こう続ける。
「あの猿にキスケを食べさせたくないという英士くんの気持ちも、なんとなくわかるような気はするんだ。でも、英士くんがサルヒコに捕獲されたら、逆に、サルヒコに、人間は簡単に捕食できる生き物と思わせちゃうかもしれないよね。それって、さらに被害を拡大することにつながると思わない? 君の行動は、目先のことには『正義』として映るかもしれないけど、大局的にはよりまずい結果を生むことになりかねないんだ。だから今回のことは、僕は君を賞賛できない。考えなしの無謀な行動が勇気とは違うことを自覚してほしい」
…………。
……………………。
……なにも言えなかった。
……貴さんの言うことは正しい。
……この人には観念するしかないや……。
風汰が、
「なにそれ? どういうこと? 貴史はもう松田と一緒にいたくないってことなの?」
と、オレの最大の心配を代弁してくれた。
すると貴さんは、軽く笑いながら、
「僕にとって、英士くんと別れて何のメリットがあるんだい? 今生の別れにならないようにと諭したつもりなんだけど」
と答える。
風汰がまた、
「だってめちゃくちゃ上から目線の発言だったじゃん、いまの。なんか、いつでも松田なんか放り出せるみたいな印象だったぞ」
と抗弁する。
そうしたら、貴さんも再度、言葉を返した。
「この中で一番立場の弱い僕だからって、君たちの間違いを無言で容認しちゃいけないだろ。一人だけ大人という立場に立たされてるんだから、君たちを無事に元の世界に帰したいって自負もあるしね」
…………。
……………………。
ああ、なんだろう……。
いま、一瞬、すごくほっとした……。
「……いろいろ大変だなあ、貴史も」
風汰も、頼る人がいなくて緊張しっぱなしだった神経が緩んだような声で、言った。
「人ごとみたいに言いなさんな」
貴さんは、珍しく、らしくない砕けた口調で、答えた。
「貴史はその……最初っからそんな保護者みたいなつもりだったんだ?」
風汰が言葉を重ねる。
「君たちがこういう環境に慣れるまでは僕が引っ張っていかないと、とは思ってたよ」
頼りない外見とは裏腹に、妙に大きな存在に見えだした貴さんは、そう言って、また微笑う。
そして最後に、オレのほうを見て、こう伝えた。
「僕もいろいろな葛藤があったから、実は、英士くんの食物連鎖に対する拒否反応はよくわかるんだ。でも、その上で言うんだけど、英士くんは何かの食料には決してならないで欲しい。君がいなくなることは、僕たちがこの世界で生きていく気力を大きく損なうことになるからね」
と……。
風汰の言葉を正しく思い出す。『お前が自分を守ろうとしないから、オレたちがお前を守らなきゃならなくなる』。
オレが貴さんたちを失うことを恐れていたように、貴さんも風汰も、オレがいなくなることを怖がってくれていたんだ……。
……自然に、言葉が出た。
「あの……貴さん……。オレ……勝手なことして……本当にごめん」
それから、風汰にも素直に言えた。
「心配かけてごめん」
って。
……はあ。
……やっと謝れた。
重苦しく喉につかえていた意地が、急速に溶けていく。
オレ、いつのまにか、独りになっていたんだな……。自分を受け入れてもらうことばっかり考えていて、貴さんたちを受け入れることを忘れていたんだ……。
サルヒコの咀嚼音がとぎれとぎれになってきた。キスケがそろそろ消滅するらしかった。
「どうなってるのか見たくねえ」
と顔を背ける風汰の代わりに、オレと貴さんはサルヒコに視線を移した。
「そろそろ僕らも逃げたほうがいいかもね。あれを食べ終わったら、こっちに向かってくる可能性があるし」
貴さんが言うように、サルヒコが一心にむしゃぶりついている部分は、あと髪の毛を残すのみになっていた。
「あの猿、もう脳がはみ出してる状態だったよ。このままとどめを刺せないかな」
オレはキスケの長刀を握り直す。
貴さんが、
「できる?」
と聞いた。
「たぶん」
と答える。
縮んでいるいまのサルヒコになら、脳天から串刺しも可能だ。風汰が昨日サバイバルナイフで刺したときには、
「かすり傷しか負わせられなかった。皮膚がかってえんだよ」
とぼやいていたけど、すでに割れている頭蓋骨からの攻撃は防ぎようがないだろう。
「問題は、どうやってサルヒコの背後に立つかってことなんだけど」
正面から向かえば迎撃を受けてしまう。何かで気を逸らすことが必要だった。
「オレが石でも投げようか? その間に松田が回り込めばいいだろ?」
気の早い風汰が、言うと同時に川原の石を拾いに走った。
オレは貴さんに向き直って、
「……これぐらいの無茶なら許可してくれる?」
と、叱責の痛手と後押しへの期待を天秤にかけながら、確認した。
「ぜったいに仕留めてね。明日の朝食にするから」
冗談なのかマジなのかはわからないけど、非情な返答を、貴さんは心よく返してくれた。
あれ……なんか……。
オレがやりたいことを、誰も咎めない。それどころか応援してくれる。
そんなことが、胸のあたりをぽわっと熱くした。
嬉しくて、気分が高ぶり始めた。
ものすごい解放感が、押し寄せてくる。
「うん。仕留める」
その一言だけで、オレは、貴さんや風汰と仲間としてつながった気が、した。
「そこで喜んじゃうのが英士くんだよね」
貴さんは、手を振って、オレの意思を押し出してくれた。
一投目を猿の足元に落とした風汰が、
「ぁい……ててえ……。いまごろになって背中の傷が……」
とうずくまる。
「大丈夫? 悪いけど我慢してくれよ」
風汰の性格を考えて、あえて無理を押しつけたオレに、予想どおり、やつは、
「誰にもの言ってんだよ、お前はっ」
とまた立ち上がる。
岩伝いに迂回路を取ろうと、サルヒコへの侵攻ルートを湾曲させたオレの横を、ものすごい速さの何かが飛んでいった。そして、サルヒコの首のあたりに銀色の物体が当たって弾ける。
ぱんっ。
と着弾を思わせる音が響いた。
風汰の投石では視線も上げなかった猿が、首に手をやってあたりを見回す。
「すげー。なにそれ?」
背後から風汰の感嘆が聞こえた。
「スリングショット……一般的にはパチンコって武器だよ。人間なら、目に当たったら楽勝で失明する」
貴さんの説明が続く。
サルヒコが風汰と貴さんを視界に捉えたようだった。
オレはサルヒコの真横まで進んで、大岩の陰から隙をうかがった。
サルヒコの動きは早くない。もし貴さんたちを襲おうとしても、風汰がうまくカバーしてくれるだろう。
見つからないように注意しながら、サルヒコの頭頂に刀を突き刺す予行演習をする。
一二〇センチのサルヒコに一三〇センチの長刀を掲げるには、二五〇センチの高さがいる。腕を最大まで伸ばしても足りないオレの身長では、どこかの岩に上がらないと無理だ。
見ると、サルヒコの左前方に近接した小岩があった。
……あれを使おう。
猿が歩を進めるタイミングを、慎重に見極める。
あと一歩。サルヒコが小岩に並んだら飛び出そうと、決める。
岩上に飛び乗って、すぐに、剥きだした脳漿に切っ先を突っ込む。
そんなイメージを固めてから。
出た。
でも、その瞬間。
「出てくんな!」
と風汰の檄が飛んだ(※一)。
慌てて足を止めて、また岩の陰に身を翻す。
なに?
何かあったのか?
サルヒコにこちらの気配を察知されたことも考えて、すぐに場所を移動したオレは、そこでやっと風汰の様子に目をやった。
風汰はオレを見ていなかった。サルヒコともちょっと違う方面を見ていた。
サルヒコに視点を移すと、やつは、風汰と貴さんのいる岸とは反対側の川原に顔を向けている。
つられて対岸を、見た。
「……なんで」
思わず情けない声が出た。
キスケの死に様がまざまざと記憶に蘇る。
くすんだ赤の着物を来た彼女が、そこに立っていた。
明らかにサルヒコにロックオンされているのに、恐怖なんか微塵もなくて、ただ、嬉しそうに微笑っている……。
唐突に思い出した。
オレにウズメの印をつけていたとき、彼女は、とても切なげにサルヒコの名前を連呼していた。
「お前、サルヒコに会っただろ? サルヒコに触れただろ?」
って……。
そういえば……。
これも、深くは考えたくないことだったけど、ずっとひっかかっていた言葉があったんだ。
オレたちが村から追い出されたとき、猫背と小さいおじさんが言っていた、あのセリフ。
「キスケはウズメを好きなように扱える」
風汰が見た村人たちは、三、四〇代の男の比率が高かった。
その中にあの女はいて、……そして、おそらくキスケと夫婦ってわけでもなかったんだ。優先権、がキスケにあっただけで。
気の触れたようになっちまってた彼女は、男の視線から自分を隠すという知恵がなかった。
…………。
……そうか。
オレ……彼女がオレに印をつけてサルヒコに食わせようとしていたんじゃないかって聞いたときに、なんで落ち込んだのか、いま、わかった。
彼女は、そんなんじゃなかったんだ。ただ、サルヒコに会いたかっただけなんだ。
ウズメの印、つまり彼女の匂いに惹かれて人食いを続けたサルヒコは、彼女にとって怖い存在じゃなかったんだろう。彼女自身を純粋に求める生き物に見えたんだ、きっと。
……彼女をたらい回しに扱う村の連中と比べて……。
オレは、そのことをなんとなく感じていた。だから彼女を可哀想だと思ったし、……可愛い、とも思ったし……。
そんな彼女のことを、オレ自身が誤解しかけてしまった。そういう自己嫌悪みたいな感情に嫌気が差して、落ち込んだんだ、たぶん……。
サルヒコが、ゆっくりと、ウズメさんのほうに進み始めた。
ウズメさんは相変わらず微笑みながら、自分からもサルヒコに向かって歩き出した。
サルヒコの背中に石が当たった。風汰がサルヒコの注意を逸らそうとしている。
サルヒコの後頭部で貴さんのパチンコが弾けた。変わらない小気味の良い音が響いて、サルヒコの頭蓋骨の一部が飛んだ。
でも、足は止まらない。
サルヒコ自身も何かに操られているような表情だった。歪んだ目の下で、隙間の開いた唇から、大量のよだれを垂れ流している。
オレは今度こそ飛び出して、サルヒコのそばにあった岩に飛び乗った。
サルヒコはオレに目もくれなかった。だから楽勝だった。長刀を構え、でもちょっと距離があることに気づいて、もう一つ岩を乗り越えた。
サルヒコの頭を真下に見て。
切っ先を突き落とす。
「うわ!?」
バランスが崩れてオレの体は岩の上から転げ落ちた。
幸い、下は深みだった。だからどこにもぶつけずに済んだ。
でもどうして? あたりを見回す。オレは完全にサルヒコを捉えていた。空振りするなんてありえない。
サルヒコの背中がはるか前方に見えた。
「松田! 猿がダッシュした!」
風汰の警告が飛ぶ。
慌てて起きあがったオレの前には、絶望的な至近距離で対面しあうサルヒコとウズメさんが、いた。
オレの内臓に一握りで大きなダメージを与えたサルヒコの手。
それがウズメさんの細い肩にかかった。
わずかに痛そうに顔をしかめたウズメさんは、でも自分の手をサルヒコの手に重ねた。
紅くて形のいい唇が「サルヒコ」と動く。
キスケの鍛錬された肉体を苦もなく砕いたサルヒコの顎。
それがウズメさんの細い首に噛みつこうとした。
間に合わない……。
一度は攻撃範囲に取り込んだのに、って悔恨が、視界を真っ暗にした。
もっと早くにとどめを刺しておけばよかった、って後悔が、今度は熱量になって体を駆け上がる。
あの骨の割れた頭に刀を刺すだけでよかったのに。
瀕死のサルヒコに引導を渡してやれたのに。
もう食われる被害者はいなくなったはずなのに。
……なのに!
目の前がなんだかぐにゃぐにゃし始めた。
あんまりにも動揺したせいだろうか。
体がふわっと浮いた気がした。そして、どこかに引っ張られた感じがした。
どこに行きたい?
聞いたことのない女の子の声が聞こえた。
小さいけれどしっかりした、小学生ぐらいの少女の声だ。
どこに行きたいか、って……?
決まってる。
記憶がサルヒコの脳天のビジョンをたぐり寄せた。
連れて行ってくれるのなら、この真上にオレを飛ばしてほしい。
キスケの死に際に寄り添えた充足感は、でもオレの自己満足にすぎなかった。
いまは半端な形じゃなくて、ちゃんとウズメさんを助けたい。
オレは、今度は、完全に人食い猿に勝ちたいんだ。
小さな点が現れて、覗き穴のように、外の世界を映し出した。
それがどんどん大きくなって、オレは丸い出口からすごい勢いで吸い出され始めた。
サルヒコの頭頂部が目の前に迫る。
バランスの取りにくい浮遊感に苛まれながらも、オレは長刀の先を猿のむき出しの脳に向けた。
直後。
不明瞭な世界が霧散した。
一瞬、柔らかい手応えがあって、サルヒコの短い断末魔が上がった。
正常な重力が戻った世界で、オレの体重を充分に乗せたキスケの刀は、一気にサルヒコの体内を縦断した。
即死したサルヒコの体と一緒に川の中に放り出されたオレの耳に、また、あの少女の、場違いなのんびりした声が届いた。
眠くなっちゃったよお。
「……ミニ姫?」
なぜかオレは、貴さんの胸ポケットの中で大あくびをするあの娘の姿を思い浮かべていた。
※一 『檄を飛ばす』は、誤用として『元気づけるために活を入れる』のように使われますが、正しくは『自分の主張を広く知らせる』という意味です。




