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1話 プロローグ

初投稿!

文才無しです!

何かご指摘あればお願いします!

あーあ…何でこんなことになってるのかね?

今俺がいるのは、何処かの密林だ。

俺はいわゆるヲタニートだ。


俺はニートだが、別に引きこもりって訳じゃあない。ただ、働いてないってだけだ。


普段何してるかというと、近所の武道場に行ったり、サバゲーやったりサバイバルしたりしてる。

まぁ、サバイバルは俺の父さんにやらされてたんだがな…


いつもサバイバルをやるときはサプライズでやる。誕生日にサバイバルしたり、お正月にサバイバルしたりとめちゃくちゃだ。

ついて行かなきゃいいと思っているだろうが、それは違う。ほぼ誘拐に近い状態で連れて行かれるのだ。

睡眠薬を盛られたり、気絶させられたりして連れて行こうとする。


だから今回もその父さんのサプライズサバイバルかと思ってたんだけど、違うっぽい。

ん?何でそんなことが言えるかって?

それはね、目の前に俺の身長をゆうに越すイノシシがいるからだ。それも涎をダラダラ垂らしながら。


それだけではない。俺の身長を越すイノシシだけならまだ日本を探せばいるかもしれない。

でもね、そのイノシシと闘ってる女の子が居るんだ。手から火や水や風の刃的なのを飛ばしながら。


ここまでくれば、俺でもわかる。いわゆる異世界ってところだね。そして俺はトリップしたと………まじか!


でも、このままだと俺死ぬよね。

だって、俺の方に走ってきてるんだもん。

手伝おうかな?普段よりも体が軽く感じるし。


あ、でも、言葉通じるかな?


「おーい、手伝おうか?」


俺がそういうと、


「な⁉人族(ヒューマン)?どうしてここに⁉」


通じたけど、種族のことかな?ヒューマンって。


「どうしてここにいるのかは俺にもよくわからない!それよりも、手伝おうかって言ってんの!」


「いらないわよ!こんな奴一人で十分!」


しかし…


「きゃあああ!」


彼女はいわゆる暴れ出したイノシシに吹き飛ばされてしまった。


「言わんこっちゃない‼」


俺は彼女を受け止め


「逃げる!」


ダッシュで逃げ近くの小さな洞窟に隠れた。




「ハァ…ハァ…ここまでくれば大丈夫だよな?」


「う…うぅん…ここは?」


よかった…目が覚めたみたいだな。


「お?気がついたか?」


「さっきの人族(ヒューマン)?それよりも、ワイルドボアは?」


さっきのイノシシはワイルドボアって言うのか。


「一応撒いたと思う。」


「撒いた?つまり、逃げてきたってこと?」


「そういうこと。一人ならなんとかなったかもしれないけど、あんたがいたからね。庇いながらじゃきついよ。」


俺はありのままを話した。しかし…


「あんたねぇ…何余計なこといてくれてんのよ‼」


はぁ?感謝の言葉も無しかよ!


「なんだよその態度!こっちは助けてやったんだぞ!」


「私は長の試練の最中だったのよ!その大事なときに、しかも、人族(ヒューマン)に助けられるなんて…究極の恥よ‼」


「恥ってどういうことだよ!第一、人族(ヒューマン)ってなんだ!」


「え?人族(ヒューマン)を知らないの?見た目は完全に人族(ヒューマン)だけど…」


「ああ…もう!いいか?今から俺の話すことをよく聞け…」


そして、俺はさっきまでのことを話した。


「つまりあんたはこの世界の住人じゃなくて別世界から来たってこと?」


「そういうこと。」


「じゃあ、どうして言葉が通じるのよ?」


【それは私からお話します。】


すると、俺たちの目の前にローブを来た女の人が現れた


「あんたは?」


「エルギニウス様⁉」


【久しぶりですね、エルフィン。名前は先ほどエルフィンが言った通りエルギニウス、空間と言語を司る神です。】


神?神様?神様がどうしてここに?


「私から話すってことは何か知ってるのか?てかなんでこいつと知り合いなんだよ?」


【はい、あなたがこの世界に来た原因は私にあるのです。】


「どういうことだ?それよりなんでこいつと知り合いなんだよ?」


【先ほど、私は空間と言語を司るといいましたね?あなたがこの世界にくる少し前に別の世界が終わりを告げたのです。しかし、その世界は力が強すぎました。世界が終るときに発生したエネルギーが上下にあった世界をつないでしまったのです。】


「つまり、その世界が俺の世界とこいつの世界をつないでしまったと。もういいや…後でこいつに聞こう…」


「さっきからずっとこいつこいつってうるさいわよ!私にはエルフィン・フォン・フロンティーネって名前があるのよ!」


「話しを続けてくれ。」


「きいてるの?」


【そして、空間がつながったとき、上位世界であるあなたの世界から下位世界であるここへと落ちてしまったのです。】


「なるほどねぇ…小説とかでは読んだことはあるけど、まさか自分が体験するとはねぇ…」


俺が凹んでいると


「じゃあ、この人族(ヒューマン)もどきと人族(ヒューマン)はどこが違うんですか?」


もどき………


「もどき言うな。そういえば、名前言ってなかったな。俺は朝霧氷焔(あさぎりひえん)だ。」


「アサギリ・ヒエン?ヒエンって変わったファミリーネームね。アサギリの方も変わってるけど。」


「ああ、悪い。アサギリの方がファミリーネームだ。」


「ファミリーネームを先に言うの?変わった文化ね。」


やっぱりお決まりのパターンなのね…


【そろそろ話を戻していいですか?ヒエンと普通の人族(ヒューマン)の違いを教えて欲しいのですね?】


「はい。」


【まず一つ目は魔力の量です。普通の人族(ヒューマン)とヒエンでは比べ物にならないくらい魔力の量に差があります。】


「へえ、そんなに魔力の量が多いんですか?」


俺自身よくわからないんだが…


【はい。それこそ、あなた達 長耳族(エルフ)ですら足元にも及ばないほどの魔力を持っています。ですが、上位世界では魔力を感じる機会が無いので本人は気づいてないようですが。】


「そんなに⁉」


やっぱりエルフの方が魔力量は多いのかな?


【この魔力の量、そして精霊眷属魔法の才能もあるようです。おそらく、全ての属性の精霊を眷属支配できるかと。】


精霊眷属魔法?精霊眷属支配?なにそれ?魔法ってことはさっきみたいのやつかな?


【私がこの世界にいることができるのももう少しです。これ以上いるとこの世界に影響が出ます。詳しいことはエルフィンに聞いてください。】


「ええ?どうしてですか!」


俺も嫌なんだけど…てか…


「俺が来てる時点で結構影響出てると思うんだけど…」


【それでは…また機会があればお会いしましょう。】


「はあ…エルギニウス様の言うことだから仕方ないか…説明するからしっかり聞きなさい。」




〜エルフィン先生のレスティア講座〜


「なんだよこのタイトル」


「気分よ。」


エルフィンはフフンと鼻を鳴らしてそう言った。


「まずこの世界の始まりの神話を話すわね。」


「お願いします。」


「私達が暮らしているこの世界はレスティアと呼ばれているの。『レスティアは二人の神から創られました。始まりの男神と女神は力を司る神を造りました。そして、男神は自らの体をレスティアに変えました。そして、女神は力の源である七種の精霊に姿を変えました。そして、始まりの男神と女神から産まれた神達は私達生物を造りました。そして、その生物は様々な姿に進化しました。』そして、今に至るの。」


「なるほど。じゃあさっきのエルギニウスって神様もその始まりの神から産まれたってことか?」


「そういうこと。次は種族についてよ。」


「ああ、俺みたいなヒューマンやエルフィンみたいなエルフのことか?」


「そう。とりあえず、勢力の強い四つの種族を説明するわね。まず一番数の多い人族(ヒューマン)。特出した能力は無いけど、全体的に何でもこなせるの。次は私達 長耳族(エルフ)。魔力量が高いことと植物と会話をすることができることが特徴ね。次は獣人族(ビースト)よ。でも、これは全体の総称であって、いろんな種族がいるわ。犬人族(ドッグ)猫人族(キャット)とかね。特徴としては高い身体能力と獣と会話できる能力。でも、犬人族(ドッグ)だったら犬と猫人族(キャット)なら猫としか会話できないわ。それと、獣人族(ビースト)人族(ヒューマン)から迫害を受けているの。」


「見た目が違うからか?」


「そう。街で働いているのもいるんだけど、大抵の場合は森の奥に住んでるの。」


やっぱ迫害あるんだな。獣人 (の女の子)は愛でるべきだ!許せん、街のヒューマン!


ここに来てヲタの部分が出てきたヒエンなのであった。


「そして、最後が霊魂族(スピリット)よ。これは想いが果たせずに死んだ者がなるのよ。物理的なダメージは無いに等しいわ。」


「なるほど。でも、他にも種族はあるんだろ?勢力の強いって言ってたし。」


「ええ、他にもいるわ。でも、この場では話さないわ。自分で調べてちょうだい。」


「分かった。それと、一ついいか?」


「ええ。何?」


「さっきエルギニウスが言ってた精霊の眷属支配って何だ?」


「ちょうど説明しようと思ってたところよ。精霊はさっき神話で話した通り七種いるわ。炎の精霊フィアンマ。水の精霊アクア。風の精霊アーリア。大地の精霊テラ。雷の精霊フルミネ。光の精霊ルーチェ。闇の精霊デネブラよ。」


「ふーん。」


「魔法はこの精霊の力を借りるの。魔法には三種類あるわ。一つ目が一般的に使われている法陣魔法。これの特徴として近くに精霊がいないと使えないの。でも、魔力の消費が全体的に低いことも特徴ね。」


そう言ってエルフィンは手を前に出して魔法陣を展開した。そして…


「うおおおおお⁉」


俺めがけて炎の玉を放ってきた


「危ねえだろ!殺す気か⁉」


「こんなふうに使うのよ。あ、あともう一つ。一つの法陣では一つの魔法しか使えないわ。今使ったのは火炎玉(ファイヤーボール)って魔法よ。」


「だからって何で俺に撃つんだよ!」


「何と無く!(キリッ)」


キリッじゃねえ!


「他のも説明してくれ。」


「そうね。二つ目は召喚魔法。これは自らの魔力を使って魔物に刻印を刻むの。このときの刻印はどんな形でもいいわ。刻印を刻めば好きなときに召喚することができるわ。」


「これは使えないのか?」


「そう簡単に使えるようにはならないわよ。大抵の魔物は刻印を刻まれるのを嫌がるの。だから魔物に自分の力を認めさせなければならないの。私達 長耳族(エルフ)にはきついの。私達で使えるのは今の族長ぐらいよ。」


「面倒なんだな。使えるんなら見せてもらおうと思ったんだが…よく考えたら危ないな。」


「最後は精霊魔法よ。」


「待ってました!」


「これは精霊を眷属支配することで使えるの。」


「眷属支配って何だ?」


「眷属支配って言うのは簡単に言えば契約みたいな物ね。」


「なら契約でいいんじゃないか?」


「そうなんだけど、立場的な意味で支配としているの。」


面倒くさいな…精霊魔法


「でも、契約支配するには条件があって…」


エルフィンが話そうとしたとき突然洞窟の外から


「キャァァァァァァ‼」


と悲鳴が聞こえた。


「何だ今の悲鳴!」


「ちょっと、何の話よ!どこ行くの!まだ話は終わってないわよ!」


俺は洞窟の外へ駆け出した


続く〜

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