詩 ジュースでも買いに行こうか?
掲載日:2026/04/29
「ジュースでも買いに行く?」
帰り道、彼氏に聞かれて「え」と顔を見つめる。
今日は朝から暑く、ちょうど喉が渇いていた。
太陽の眩しさをおさえようと、額に手を当てる。
まるでガラス細工のような激しい光を放つ太陽。
あまりの眩しさに顔を元に戻し、彼に言う。
「うん」
すると手を繋がれたので、びっくりしてしまう。
彼は何ともありませんよという顔をしているが、自分の頬が赤くなっていくのが分かる。
「ぱれませんように」
少し優しめに握り返すと、大きくて強い手が返してくる。まるで守護神と手を繋いでいるような逞しさ。
ああ、やっぱり好きだなと思い、コンビニの中に入る。
「何がいい?」
聞かれたので、2人でジュースを眺める。
暑さを吹き飛ばすみたいな、爽やかなものがいいと彼を見る。
「これがいいかな。どう?」
彼がジュースを取り、そのままレジへ行ってしまう。
「あの、お金」
「俺のおごり」
びっくりしたが、すぐに破顔する。
私の彼、かっこいい!!




