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四十一から四十五
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疎ましい 蛇神の待つ 川寺で 我妻のみが 疲弊し惑う)
うとましい へびがみのまつ かわでら(で わがつまのみが ひへいしまどう)
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時に春 この主人知れ 拮抗後 次レジン種子 残るは二基と
ときにはる このしゅじんしれ きっこう(ご つぎれじんしゅし のこるはにきと)
※ レジン 英語で「樹脂」を意味する言葉で、一般的にはハンドメイドで使われる、透明で光沢のある素材を指す。
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冬華地に 優しさ取る日 竹柏は 唇閉ざし 鞘に誓うと
とうかちに やさしさとるひ ちくはく(は くちびるとざし さやにちかうと)
※ 冬華 主に「ふきの花」を指す言葉。
竹柏 竹と柏とは落葉せず、忠貞にたとえる。
※ 問う価値に
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至らぬ身 黙って並び 名は借りか 花弁撫でつ まだ見ぬ裸体
いたらぬみ だまってならび なはかり(か はなびらなでつ まだみぬらたい)
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奇異途絶え 例えば売る日 乳臭いさ 唇奪え 途絶えた吐息
きいとだえ たとえばうるひ ちくさい(さ くちびるうばえ とだえたといき)
※ 畜養よ
(ちく‐よう) 1 家畜などを飼い育てること。 2 《「蓄養」とも書く》捕まえた魚を生け簀や小さな池などで短期間飼育すること。




