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三十六から四十
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貝柄か 墨色選び 名は蜷に 花弁エロい 自ら開花
かいがらか すみいろえらび なはにな(に はなびらえろい みずからかいか)
※ 蜷 たけのこ状をした、淡水産の巻貝。かわにな。みな。
にえ(贄/牲)、にれ(楡)、にわ(庭)
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つい明かす また生糸手に 眉描くか 湯間にて吐息 騙すかあいつ
ついあかす またきいとてに まゆかく(か ゆまにてといき だますかあいつ)
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焚きつけよ また昼臭く 山野辺の 麻薬探る日 弾避け次だ
たきつけよ またひるくさく やまのべ(の まやくさぐるひ たまよけつぎだ)
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過ごす日々 偶に粘つく 痛い恋 退屈バネに また日々過ごす
すごすひび たまにねばつく いたいこ(い たいくつばねに またひびすごす)
40
風が退き 正確な間だ また撮ると 偶々凪ぐか 遺跡の風が
かぜがのき せいかくなまだ またとる(と たまたまなぐか いせきのかぜが)




