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リトバー公国のギルドにて

 リトバー公国へと無事入国した俺たちは、広場のベンチで思い切り背を伸ばしていた。

 長い道のりだったのだ。背中が悲鳴を上げている。


「やっとついたか……!」


 ただ、喜びは最高潮だった。

 なんせ憧れだった別の国にこれたのだ。


 公国ということもあり、小さな領土ではあるがそれが逆にいい。

 独自の文化があるだろうし、なにより王国とは違う空気感がある。


「空気が美味しいですね!」

「ほほー、王国とは違って田舎だねー」


 ナナとアイラもテンションが上がっているご様子。

 しかしまずはやるべきことがある。


「隠しダンジョンってご飯とかも出せたりする?」

「んー。出せるけど……食べてみたい?」


「いや、無理」

「無理です……」


 そう。俺たちは旅を始めてからずっとご飯を食べていないのだ。

 さすがに腹が減った。


 ナナは精霊ということもあって、問題はなさそうだが人間にとっては致命的である。


「一番手っ取り早いのはギルドだな」


 一応俺は冒険者という立場だ。

 なら、依頼を受けて報酬を得るのが一番早い。


「ギルドですか!?」

「ギルドって本当!?」

「おお。どうしたどうした」


 何故か二人が顔を寄せ合って喜んでいるので疑問に思う。

 ギルドって別に観光地でもないし、行って喜ぶような場所じゃない気がするんだけどなぁ。


「わたし、ずっとギルドに行ってみたかったんです! 両親が危ない場所だから行っちゃだめって言われてて、行きたくても行けなかったんですよね」


「私は単純に人間の生活に興味があるー!」


 なるほど。そういう理由で興奮していたんだな。

 まあ、ここまで来るとナナは問題ないだろう。


 第一王女とかだと不味いかもしれないが、第三なら目立つ立ち位置でもないはずだ。

 アイラも精霊ではあるが、見た目は人間。言動こそ注意だが、ギルドに連れて行っても問題はない。


「それじゃあ、行ってみるか!」

「「おおー!」」


 通行人に聞きながら、どうにかギルドまで到着した。

 王都とは違って規模は大きくないが、それもまた良い。


 ギルドの扉を押し開き、早速依頼を受けようとしたのだが……。


「おいお前、知らない顔だな。てめえ、ここがどこだか分かってんのか?」


 スキンヘッドの男が急に話しかけてきた。

 語気の強さから考えても、嫌な予感しかしない。


 俺はナナとアイラを背中で隠し、相対する。


「冒険者ギルドですよね。それで、俺は依頼を受けに来ました。それだけですが……何か不味いことでもしました?」

「ああしてるよ。俺様たちの縄張りに来たお前の行動がまずってるぜ」

新章開始しました!新たな国、リトバー公国でルイトたちがのんびり自由に暴れます!


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