【幕間Ⅰ】 マールダー創世記
創造神マールダーは、この世をお造りになられる時
“光よ、あれ”
と言われた。
そして光の神ラミリアが生まれた。
光の隣に陰の神ネイが生まれた。
光と陰の瞬きに時の神エイラが生まれた。
“時を連ね、光を育め”
時の神エイラの声に、調律の神オルネアとエルネアが生まれた。
“善しと悪しとを織り成し、より大きな光を育てよ”
調律の神オルネアとエルネアの声に精霊が生まれ、やがて神族と魔神族とが生まれた。
精霊と神族と魔神族との交わりに───
人、魔人、亜人、動物、虫、植物……
ありとあらゆる命が、肉を持って産ぶ声をあげ、大地マールダーのそこかしこに、命を織り成すこの世が生まれた。
(旧約『マールダー創世記』序文より)
世界観の中心に繋がる、神々の創世記です。
憶える必要はありません。
そんな言い伝えなのね~くらいで認識していただけますと、
マールダーに暮らす人々の宗教観が見やすくなるかと記してみました。
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