“Juniper”
「す、すみません!アルバイトの広告を見て来ました!」
僕とヘルバとの物語はここから始まった。
僕は、とある理由でこの街に来ていた。
“とある理由”とは、兄の捜索だ。僕が幼い頃に兄と離れ離れとなってしまった。僅かな情報を元にこの街まで来た。そう、来たのはいいが、お金が底をついてしまったのだ。
「ううう……兄さんに出会う前に餓死してしまう……」
財布をひっくり返すも出てくるのはコイン3枚程度。これでは野宿決定である。
煉瓦敷きの歩道の目地を追いながら歩いていたら誰かにぶつかって尻餅をついていた。
「前見て歩けガキ!」
「ご、ごめんなさい」
そう言って見上げた頃にはぶつかった人は居なくて、ただただ、多くの人が流れて行くだけだった。
なんだか、僕はとっても小さいし、力もない。兄を探すぞと意気揚々と出てきたはずなのに、当てもなく彷徨い、お金もなく、雑踏の中をぼんやりと眺めている。無力だな。
いい加減立ち上がらないと。こんな所で耽っていても始まらない。
「よっと」
軽く飛ぶように立ち上がると、グシャリと足下から音がする。
「なんだ?」
踏みつけた物を確認する。紙だ。ぐしゃぐしゃのそれを広げると「アルバイト大募集!!!」の文字。これは、神の思召しなのだろうか。いや、そうだ。絶対、そう。
僕は、奇跡的な出会いに気力を取り戻した。
広告をピンピンに広げて、確認する。
『アルバイト大募集!!!
簡単なお仕事。日給ウン万ドル!
◯◯◯通り△△ビルの地下1階。□ビル横からお入りください。』
どんな仕事かはわからないが、簡単で長期では無さそうだ。神さまありがとうございます。
案内掲示板を見ながらアルバイト募集場所を探すことにした。早くしなくては締め切られてしまうかもしれない。
僕は、走った。この時の自分はきっとどうかしていたんだ。運命なんて言葉で表すには残酷だ。ただ、確かにこれは神さまからの思召しだったのだろう。この紙の出会いも、道を間違たことも、何故かセキュリティオールスルーしちゃったことも、なるべくしてなったのかも知れない。そう思いたくないけれど。
僕は、募集場所の入り口に立っているのだろうか。僕の目の前には、ホワイトに塗られた木枠の小窓とその小窓に付いた鉢と何という種類かわからないが紫とも黒とも言えない微妙な色の実がなった植物のみ。入り口とは。
「困ったなぁ……」
そんな事を呟きながらも、この植物の実は食べられるのだろうかと植物を触っているとカチッと音がした。
「何の音?」
辺りを見渡すが、スイッチらしきものはない。しかし、目を凝らして見ると小窓の横に小さな亀裂らしきものがある。こんなものあっただろうか。いや、無かった。
興味本位でそれを触って見る。
ギィ……という音と共に壁が斜めに奥に入って行く。まるでコミックのニンジャが使う隠し扉のように。
俄然、興味が湧く。だって、こんな東の国から輸入されたコミックの中の出来事が目の前で起きているのだ。僕は、なんと奇跡的な出会いだろうか。
扉を押して行くと、やはり、そこには道がある。建物の中だから、廊下が正しいだろう。ちょんちょんと薄暗い灯りが点いている。これは、ニンジャの隠れ家なのか!
まっすぐに進んで行くと扉が現れた。先程までまっすぐに歩いて来たが、灯りだけで他には何も無かった。それとも、壁に何あったのかもしれない。見落としていたのかもしれない。しかし、目の前に扉はある。まずはここからだろう。これがフェイクなら、次は壁を探る。それはそれで楽しいではないか。
ドアノブを回す。ヴィンテージ感のある扉が静かに開いた。開いた先には広い部屋が現れる。先程よりも少し明るいその部屋には、2人掛けのソファーとテーブル、木製のフーズボール(テーブル・フットボールの事)や近代美術館にでもありそうなスタンドライトなど、ここは現代で合っているのだろうかと錯覚してしまう。
部屋の雰囲気に圧倒され、立ち竦んでいたら、ガタンとソファから音がした。
「ヒィッ!?」
こちら側を向いていないソファがモゾモゾと動いている。そして、ヒョコリとソファの背もたれの上部から頭が出てきた。
「誰だ!」
ソファから軽く跳ねるように飛び出てきたのは、体の大きな男だった。男の特徴を簡単に言うとザ・ゲルマンである。切れ長の鋭い目は、警戒と威嚇でより鋭いものとなってこちらを見ている。いや、睨みつけている。男の服越しでもよくわかる筋肉、大きな肩から長く伸びた腕、その先にある大きな手。そして、そこに握られた銃。
「ヒィィイ!!!!ま、ま、ま、ま待ってください!!!」
なんて、物騒な物をこちらに向けているのか!違う、確かに勝手に入ってきたけれど、決して怪しいものではない!いや、勝手に入ったから怪しいのか?えっと、どうしようか!
目の前の男は、待てないとばかりに構えている。僕は、パニック状態に陥っていた。ふと、ここへ何しにきたかを思い出し、咄嗟に声を出した。
「す、すいません!バイトの広告を見てきました!」
僕がそう言って、時が止まった。その時間、約10秒ほど。
「……は?」
男が沈黙を破った。ただ、男の顔には、眉間に皺が寄っている。
「だから、その、バイトの広告を」
「なんなんだ、そのバイトの広告って」
僕は、その言葉に急いでジーパンの後ろポケットから折りたたんだバイトの広告を引っ張り出した。
「こ、これに!ほら!」
引っ張り出したチラシを男に見えるように広げて見せた。男は、こちらに大股で近づいてきた。そして、僕の持っていた広告を奪い取った。
「……これ」
男が見ている広告を僕も横から覗き込む。
「お前、間違えてるだろ」
「……え?」
広告に書かれた“◯◯◯通り△△ビルの地下1階”を目指してここまで来た。来た筈だ。その筈だ。多分。
「△△ビルは2ブロック北にある。……まず、その前に、何でお前みたいなポンコツがこんな所に入って来られた?」男は突然、僕の胸ぐらを掴んだ。大男の大きな手で胸ぐらを掴まれれば、非力な僕にどうすることもできない。死を覚悟して、目をぎゅっと瞑った。
「やめなさい」
おお、神の声がする。神は僕に死ぬなと言っている。神の声は、僕の後ろからしている。そして、足音もしている。
「……ボス」
まるで、ドラマの中のキャラクターのような事を胸ぐらを掴む男が言っている。危ない臭いがしている。
ボスと呼ばれる人が近づいてきて僕の胸ぐらを掴んでいる男の腕を掴んだ。ボスと呼ばれる人の顔を見てみると仮面をしていた。黒の短髪でスーツ姿。多分、男性である。顔の大半は仮面で覆われていて、その仮面は銀色で羊の形をしている。
「いいのか、こんなとこに一般人がいて」
男は乱暴に胸ぐらを掴む手を離した。その勢いで僕は尻餅をつく。あたたた…と僕が腰をさすっているとボスが少し屈んで手を差し伸べてくれた。なんと、優しいことか。僕はボスの手の方へ手を出し始めると、ボスが声をかけてきた。
「確かに、こんな所に一般人がいてはよくない。だが、間違って入ってしまった君が可愛そうだと思う。だから、選んでもらおうと思う」
ボスの手を取れず惚けていると、ボスの口元がふっと笑った。男の方は黙ってボスの様子を伺っている。
「簡単だ。君は、危険な場所へと迷い込んでしまった。ここで殺されるか、生きるか。君に選んでもらおう」
「……え?……えええええ!!!??」
今、今なんと言っただろう。死ぬか生きるか。そう言ったのか。ドラマを通り越してハリウッドのバリバリのアクション映画の1シーンみたいな状況に僕は置かれている。こんな事誰が予想していただろうか。いいや、予想などできるはずがない。出来ていれば今頃僕は、その2ブロック北のビルにたどり着いてバイトをしていたはずなのだから。一体、僕が何をしたというのか。神を裏切る事など、両親に嘘をついて兄を探す旅に出た事くらい…いや、それがいけなかったのか。
「答えないのであれば、殺すだけだ」
「そ、そんな!死にたくないよ!まだ、僕にはやらなきゃならない事があるのに!」
ボスは、またふっと笑った。そして、僕の途中まで伸ばしていた手を無理矢理掴み立ち上がらせた。
「では、決まりだ。君はここで生きる」
「はあ!?おい、待てよ。ポンコツそうなのに何が出来る?」
男が異議を唱える。
「まあ、何か出来るだろう。彼はやる事を成すまでは死ねないようだ。そうだろう?」
ボスは僕へと声をかけてきた。惚けていた僕は「へぃ!」などと間抜けた返事をした。
「僕は、兄を探し出すまで死ぬわけにはいかないのです」
「ほう、お兄さんか」
「はっ、家で兄貴探しで死ねない、か。そんな事、その辺のポリスにでも頼んでおけよ」
男に鼻で笑われた。それがとてもとても悔しくて悔しくてたまらなかった。何も知らないくせに。わかりもしないくせに。馬鹿にした笑いに心底腹が立った。
「やめないか、コンフリー。彼は真剣だ。ここで生きると言ったのだから、ちょっとやそっとの家出ではなかろう」
いってごらんとボスは優しく声を掛けた。僕は、その声に促させるようにポロポロと口に出した。
「僕の兄は突然姿を消しました…」
「それは、いつ頃?」
まるでカウンセラーのようにボスが話を誘導していく。
「幼い頃です。薄っすらと兄に遊んでもらった記憶があります。兄とは、5歳くらい離れていたと思います。だから、行方がわからなくなったのは7歳か8歳頃」
いなくなったのは、確か僕が2歳か、3歳の時だと後々両親が言っていた。
「なら、誘拐と考えるべきだろうな。そんな10年も前だ。強姦されて殺されてるか、臓器売買か…生きてれば、どこかで労働者だな」
男が口を挟んだ。確かに、そうだ。しかし、まだ情報がある。
「でも…」
「10年も前だろ。誘拐事件の未解決ファイルなんて山ほどあるんだ。お前みたいなのが頑張った所で、未解決ファイルは一つも減らない」
「まあ、そう言ってやるな。続きがあるだろう」
「でも、僕が10歳くらいの時に僕には内緒で両親が喋っているのをたまたま聞いたんです」
−−−
『先程聞いた話だが、軍人がライアンらしき子供を見たそうだ』
『それはどこなの!?生きているのね、あぁ、神様…』
『まだ、らしき子供としか分からない。本当にあの子かはわからないが、ある施設にいるそうだ』
『なら!なら、会いに行きましょう!ええ、今すぐにでも!』
『…それはできない』
『何故!?』
『そこは紛争の絶えない地域の隠れた軍事施設だそうだ』
−−−
「…と、言っていました」
「なら、誘拐して、強制徴用か」
男は、懐からぼろぼろの手帳を取り出し、そこに挟まっている乱雑に折りたたまれた紙を取り出した。そして、それを広げてそれを見ながらぶつぶつと独り言を言っている。
「一人で紛争地域に行けるような歳ではないし、そうなるだろう…」
男の広げた紙をボスを眺め、何かを考えている。
「…そうだな。まあ、ここで考えても仕方がない。まずは、君がここのメンバーとなったことを祝福しよう」
「へ?」
メンバーとは、何だ。そういえば、僕は、死ぬか、ここで生きるかの選択肢を与えられ、生きることを選んだ。そうだ、ここは何なのか。マフィアなのか。いや、マフィアに違いない。出なければ、死ぬか生きるかの選択などあるものか。これは、ホームドラマの見過ぎなどではない。
「ここを知った君を野放しにするほど我々も寛大な心は持ち合わせてはいない。生きたいのならばここのメンバーとなるしかない。ただ、君は幸運なことに、兄の行方を追っている。ならば、ここにいることは、君にとって都合がいい筈だ」
「……都合がいい?」
もしや、戦争しているどちらかに加担する組織なのだろうか。直接出なくても、資金繰りとかはできる。やはり、危ない組織であることに間違いはない。
「君が先程から眉間に皺を寄せて一生懸命に考えている事を当てよう。“ここはマフィア”そう思っているだろう」
「へ!?あ、あ、えっと」
彼は、心を読む超能力でもあるのか。恐ろしさを感じる。
「まあ、マフィアみたいにも見えなくないが…」
「俺たちに縄張りはないだろ。それに、俺たちは喧嘩してるわけじゃない」
男がボスの言葉に噛み付いた。マフィアみたいでマフィアじゃない。僕には程遠い世界すぎて何を言っているのかよくわからない。
「ちゃんと、説明をしよう。その前にまずは君の名前からだ」
「あ、僕の名前は…」
「ジュニパーだ」
僕は、自分の名を言う前にボスの言葉に遮られてしまった。ジュニパーとは何なのか。何故、そんな単語を突然言い出したのだろう。
「ジュニパー?」
「それが君の名前だ。まあ、コードネームとでも思うといい」
もはや、怪しさMAXである。コードネームなど、自分の名前を隠す必要のある人間しかつけないものだ。
「さて、ここの説明だ、ジュニパー。ここに入ってこれたことに関しては、ミルラに説明してもらうとして。ここは、“Herba”という。怪しいと思っているがまあ秘密結社という区分になる」
怪しさMAXのここHerbaの説明はこうだ。ここは、主にスパイや傭兵などを派遣する組織なのだそうだ。その派遣内容も様々だそうだ。このビルが主にアジトであり、この場所は、主に応接間で、男(あとで紹介されたがコンフリーという名前だそうだ)がソファで寝てるのもいけないことだったそうだ。後で、上の階を紹介されたが、応接間とは打って変わって途轍もなく近代的であった。何と、このビルは後ろの高層のオフィスビルの一部となっているそうで、ちゃんとした入り口は無く、各所に隠れた入り口があるそうだ。本当に、秘密結社って感じ。
僕とボスは、アジトの上階へと上がった。先程説明した通り、近代的で半透明なガラスに天井も壁も床も白い。SF映画の基地の中にいるようだった。
「そういえば、君の家は近いのかな?」
「ええっと…割と遠いです。電車とかを乗り継いでここまで来たので。ただ、ここまで来てお金がそこを着いてしまって…」
今までであれば、ビジネスホテルに泊まるなどしていたが、お金もないので野宿しかない。
「……ならば、ここで寝泊まりすればいい。ここのメンバーは訳ありが多い。ここで寝泊まりしているメンバーもいるから大丈夫」
後で用意しておくように伝えておこう。とボスが言ってくれたが、僕はここで寝泊まりするとは言っていない。やはり、逃げられると困るのだろう。殺されはしないが恐ろしい。全然、この組織の実態は見えてこないし、さっきから僕とボスしかいないし、何だかとても怖い。
「まずは、慣れる所からだ」
僕は、部屋を与えられた。ベッドと服を入れるタンスその上に乗ったスタンドライトだけだった。殺風景だった。窓ガラスは、はめ殺しで半透明で換気は多分その横にある給気口からだろう。
ここには、食堂みたいなものもあるらしい。あと、キッチンとテーブルがまた別の場所にあるそうで、メンバーの料理好きがたまにそこで料理を披露するそうだ。ボスが言っていた。「ここには、様々な理由でメンバーになった者が多い。忠告するが、興味本位で詮索しないことだ。これは、君の為でもある」と。触れられたくない過去は、大なり小なりあるものだろう。僕は、頷いた。何だかんだ馴染み始めているような気がする。待て待て、裏組織で生きていくようなタイプではない。断じてない。映画のダークヒーローなんて柄じゃない事くらい僕自身だってわかっている。彼らは、頭がいいとか筋力があるとか特殊能力があるのだから、それらと一緒にはなれっこない。この国がいくらフリーダムでドリームだろうと限度はあるのだ。
僕一人でしんみりとしていたら部屋のドアをノックされた。
「は、はい!」
僕の声でドアが開いた。そこに現れたのは、新たな男だった。「やあ」と声をかけてきた。見るからにアジア系の顔を持つ男。
「はじめまして、ジュニパーって言うんだってね。あ、俺は、チャイブだよ〜」
言動から既に軽そうな男、チャイブ。ずんずんと中へ入ってきて、いきなり僕の手を取り、無理やり握手をしてきた。
「は、はじめましてっイタタッ」
僕の手を握る握力がおかしい。痛い。あと、そんなに上下に腕を振らないで欲しい。
「嗚呼、ゴメンね〜。力加減を間違えたよ。俺、さっきまで重たいフライパン持ってたから」
「フライパン?」
「そう。ここへ来たのも、君を呼ぶためだね」
チャイブはニコニコしている。最初にあったコンフリーとは正反対だ。
「お腹空いてない?ご飯あるよ」
「いや、えっと……」
ぐうとお腹が鳴った。そういえば、お金が無くて我慢していた。ドアの向こうからほんのりいい匂いがしている。ダメだ。お腹空いた。本当はもっと警戒しなきゃいけないのに、これではいけないはずなのに、警告のベルはお腹の音で掻き消してしまう。
僕は、チャイブに手を引かれながら、キッチンへと向かった。テーブルには、中国料理が大皿でいっぱい並べられている。
「わあ!!!」
テレビで見た事ある!大皿に山盛りでテーブルが見えなくなるくらいに料理が並べられているのをテレビを見た。
「新しい仲間が出来たからねー。あ、ボス以外に誰かに会った?」
「ええっと、コンフリーさんって方に会いました」
僕がそう言うと、チャイブはみるみる顔色を変えていく。見るからに機嫌が悪そうになっていく。何か気に触るようなことを言ってしまったのだろうか。
「アー…コンフリーはダメだ。アイツは俺の料理をわかっちゃいないからね。と言うことは、ミルラとティートリーならいるかな」
「みるら?てぃーとりー??」
また、新たなメンバーの名前らしい。そんな人物は会っていない。それどころか、ボスとコンフリー以外人っ子一人見ていない。
「あの2人は常時ここにいるけど、ミルラにはほとんど部屋から出てこないねー。ティートリーは、普段何してるかよくわからないんだよね。アー、後は、キャットニップがここに住んでるから、少ししたら会えると思うよー」
また、増えた。ミルラとティートリーとキャットニップ。覚えられるだろうか。
「その、メンバーがいっぱいいるんですね」
「うーん…俺は少ないと思うけどねー。活動メンバーは15人くらいかな。情報収集の人たちや機械弄ってるチームもあるけど。俺も全員を知ってるわけじゃないけどね…そんな事より!食べて食べて!」
さあさあと小皿に様々な種類の炒め物を入れてくれた。そして、僕を椅子に座らせ、フォークとスプーンを手渡した。
「ありがとうございます。あの、チャイブさん。よかったら、ここの事もう少し教えてほしいです」
チャイブは、ニコリと笑みを浮かべ、僕の向かいの椅子に座った。
「良いよ。新人教育係が俺でよかったって思ってもらえるような説明をさせてもらうよー」
+登場人物紹介
・ジュニパー
性別:男性 年齢:15~20歳 出身:米国
生き別れた兄弟を探している少年。バイトの広告を見て間違えて秘密結社のアジトにすんなり入ってしまったアンラッキーボーイ。殺しやスパイ活動などはからっきし。
・???
性別:男性(?) 年齢:不明 出身:不明
ヘルバのボス。銀色の羊の顔の仮面を付けた人。
正体を知る人は、ヘルバ内でもごくわずかだと言われている。
・コンフリー
性別:男性 年齢:20代後半 出身:欧州
・チャイブ
性別:男性 年齢:20代後半から30代前半 出身:東洋




