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〜トラブル〜  作者: ヌン
第1章 黒のムグンファ
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第5話 大道具

一方、トラブルも多忙な日々を送っていた。



 2ヶ月後に迫った台湾でのコンサートに向け、慌ただしい日々が始まる。


 通常半年は掛ける準備を、半分以下の期間でこなせとは尋常ではない。とはいえ、優秀なスタッフ達はすでに動いており、監督はすべての指示を与え済みで、メンバー達だけが知らなかったという状況をスタッフの皆が楽しんでいた。


 楽曲も決定済だった。


 いつも選曲に参加するゼノは少々面白くない。それでも打ち合わせで曲順を決め、初めての台湾コンサートがDVD化されると聞けば、おのずと気合いが入る。


 他のメンバー達もコンサートの後、台湾で会社の忘年会があると聞き「サプライズだらけ!」と、楽しく準備にいそしんでいた。


 11、12月は年末年始の各局の番組収録、大晦日の歌謡祭と、スケジュールがタイトだ。


 打ち合わせ、顔合わせ、読み合わせ、衣装合わせ、リハーサル、と、こなしていくが、どの打ち合わせがどの番組なのか、さっぱり分からないまま本番を迎え「ハイ、OKです」の一言にホッとして次のテレビ局へ向かう。


 睡眠は移動中に。


 食事はヘアメイクしながらか番組内で。


 殺人的なスケジュールに愚痴も言わない彼らをパク・ユンホはカメラに収めて行く。





 一方、トラブルも多忙な日々を送っていた。


 パク・ユンホの家に間借りしている彼女は、24時間体制でパク・ユンホとお手伝いさん、他のスタッフの健康管理に気を配る。


 パク・ユンホと現場に同行し、パク・ユンホが仕事を始めたら大道具スタッフと合流した。


 今は台湾コンサートで使うゴンドラのテストをしている。


 大道具と一口で言ってもデジタル化が進み、舞台セットは、ほとんどが映像のみだった。


 それでも楽曲に合わせて、オブジェや花火の仕掛け、小道具でも大きなテーブルの用意は大道具の仕事となる。


 技術・機材班、デジタル班、美術班に分かれており、トラブルは男だらけの技術・機材班にいた。


 この班はリーダーのソン・シムを入れて5人だ。


  


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