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冒険者エンキドゥ  作者: 平野貴久
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女人族

ハニートラップ?

少し進むと女人族の村と←との看板と15人程度の美人が露出の激しい

服を着て立っている。すれ違う人は全て女性で

「この村では女性しか産まれないんです」

「この村を救うと思って子種を」とか言っているがこの辺唯一の歓楽街

らしく、単に客ひきをしたいだけである。

女性しか産まれないなんてのも嘘で男性が産まれると養子に出されるだけ

なのである。

そもそも女人族を売りにしているのに男の子が産まれては商売あがったり

な訳である。


それを真面目に受け取るカズキ・サトシ「それは大変ですね」と本気で

言っている。

女性に囲まれ鼻の下を伸ばしている男性陣に女性陣は完全に憤慨していて喧嘩分かれして

女性陣はそのまま街道を進み、男性陣は女人族の村はと連れられて行った

マリーネさんは「私は男性を追うわ貴方は女性陣を追ってちょうだい」

と言って二手に分かれた。

流石女神と言った所だろうか女性陣にスっと紛れると姿を変えたのか

誰が女神様だったか解らなくなる

山男風のエン君には女性達も声をかけてこなかった怖かったのだろう

さて、女性陣は早速襲われた様で財布を盗んだ男性5人組が

「これで又女人村で遊べるぜ」と言って

エン君の横を通過して、さっきの分岐付近へ走って行った

シオンとサトミは「痛いよサトミちゃん」「私もよ」と言って

槍を自分で抜こうと必死になっている。

エン君がスッと全部抜いてキュアヒールをかけてあげる

シオンとサトミは「痛いよ~と」泣いて抱き合っているのである

ひとしきり泣いて落ち着いたら

再度盗賊に囲まれそうになる

エン君は二人の女性をひょいと肩に乗せる。

右肩にはサトミが座り、左肩にはシオンが座っている

エン君は両手にバスケットボール代のファイアーボールを両手に作って

威嚇してくるし、肩の上からサトミが矢で狙っているシオンも手に

ファイアーボールを生成しているのである

盗賊はUターンして引き返して行った。

サトミは「降ろして」と言ったがエン君は「この方が安全」

というと黙って肩の上に乗っていた。

とにかく男の足の上、身長が高いから一歩の幅が広い

あっという前に海上都市バルハラ手前の街まできて

やっと女性達は降ろしてもらえた。

移動する途中の女性陣は最初は居心地が悪そうにしていたが

途中から上機嫌になりはじめた。

エン君の身長と自分達の座高の高さを足した高さから

見下ろす事ができる訳で2m20cm以上高い位置から

人間ウォッチや風景を堪能し始めたのである。

見下ろされていた盗賊たちを見下ろし、彼らが逃げてくさまを

見るのは爽快だった様で

「キャハハ逃げて行く先で転んでんの」とか笑いながら言えるくらい

メンタルが回復していた。

途中サンドイッチやらワインやらも渡されて

お腹や喉の渇きも癒されている。

昨日までの山道は引き籠りやら女性の足にはかなり堪えた

朝から足の筋肉がはっているいるのを無理をして歩いてきていたのである

とりあえず宿に入り二人はぐっすり眠ってしまい次の朝までおきなかった

次の日の朝起きると宿は支払い済みになっており、又肩に抱え上げられて

朝の9時には目的地の冒険者ギルドに到着していた。


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