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冒険者エンキドゥ  作者: 平野貴久
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バルハラへ

カズキは無一文に彼の運命やいかに

サトシとサトミはカズキのホテルを半ば強引に引き払わさせ

「徒歩でバルハラへ向かうわよ」と言っているが

シオンが「イーヤーダー私歩くの嫌」「カズキが馬車を手配してくれるの」

「私はそれに乗って行くから他の人は歩いていけばいいじゃない」

サトミ「カズキに今そんな金があると思っているの?」

「近頃貴方と遊びほうけていたからホテル代を払ったら財布が空になって

いたわよ」

シオン「...」

バニーガール少女は仕方なく彼らについて歩きはじめる

「そのデカイ子は何なの?」「これから一緒なの」「何も話さない子ね」

飽きたのか「カズキカズキ今晩いいことしてあげるからおんぶして」

「ちぇダメか」「サトシ」と言った瞬間サトミの睨みで怯むシオン

地雷をふみそうになっている。

とりあえずサトシとサトミは手をつないで先頭を歩き三歩程後を

カズキとシオンが腕を組んで歩いている。

それから三歩後方をマリーネを右肩に乗せたエン君が歩いている

「お疲れにならないですか?」とマリーネに話かけている

「こういうのを私は望んでいたのよ」とマリーネは声に出して言っている

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