表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

鱗雲

作者: 味噌 田楽

川沿いに自転車をこいでいた。

浮かない顔で、キーコキーコと油の切れた音を出しながら。

ゆっくりゆっくりこいでいた。


ふと横を見た。

その瞬間目を見開き、キッという音を立て、止まる。

地平線に沈みかけた夕陽。

その赤い光は影を映し出す。

家も、山も、電柱も。人の心までも。

そして照らす。

稲穂と、水面(みなも)と、鱗雲を。


刹那、風が吹き、その全てが揺らぐ。

まるで世界が動きだしたかのように。


知らぬうちに頬に涙が伝う。


明日はきっと雨だろう。

でも、その次は晴れると良いな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 涙が頬を伝うには、どんな感情が影響するのでしょう。 人の造るものは、なまなかなことでは心をゆさぶるには至りません。 日光東照宮を見て、金閣寺を見て涙をさそうでしょうか。 陽の光、刻々と…
[一言] 前作に続き描写練習でしょうか。いい描写かは俺ではわからないですが、特に悪いことはないと思います。今後の小説、期待しています。
2014/09/29 19:37 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ