50/55
邪見
潰しが効く?
たかがそんな小細工で、運命が絶望へと誘う引力を振り払えるとでも思っているのか
絶望から逃げることなど決して出来はしない
だからといって人間という存在は不幸な存在なのかといえば、そうでもない
なぜなら、幸福は絶望の先にあるからだ
人間は、潰しが効くことを嫌々するのではなく、人間を学ぶべきである
つまり、哲学をするべきなのである
宗教をするべきなのである
現代文明はそれらを否定している
故にもう間も無く終わるであろう
それは人間社会の終わりではない
そこからが人間性の始まりなのだ




