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赤裸々13

人は自分しか変えられない

それなのにこぞって他人を変えようとする


人を助けるという形で

踏み台にしようとしてはいないか

悲劇に酔うヒロインになるのだけはごめんだ


ベッドの孤島


自惚れるでないぞ、若造

お前は誰だっ!


かけがえのない古傷の痛み


今この瞬間の自分が未来の自分の足を掴んで

引きずり下ろそうとするようなことにはなりたくない

しかし苦しみを忘れて傲慢な生き物になるのも御免だ


月にも太陽にも気づかれない


「じゃあ死んじゃえば?」みたいな顔しないでください


絶望があたたかく包んでくれる


寒い日の雨は

社会に置いてけぼりにされ

太陽に見捨てられたような

陰鬱な気分にさせる


崖に座らされている


だからこその精神


苦難の只中にいる人間たちよ

苦しみという最も必要な学問の

最前線にいることに誇りを持て


自分だけが駅のホームの反対側にいる

私のいるホームには電車は来ない

みんなはもう電車が来て違う駅に進もうとしているのに


現代を生きる人々は

一人でいられないから人と会うにもかかわらず

結局大半がスマホと会話して終わることになる

お互い自分の不安を解消したいがために会う

ただの利害関係に過ぎないからだ

絆とは凧糸のようなもの

それに薄々気づいてはいるが見て見ぬふりをし

それでさらに不安が高まり同じことを繰り返す

最小単位である一人の人と一人の人とのつながりが希薄であるから

国同士の関係も希薄であることに何の不思議も生まれはしない

自分はせめて太い紐を伸ばしてあげなければ

環境問題やSDGsや平和のことで

誰もが口を揃えて「自分から身の回りで実践していきたい」と言うが

誰もそうしない

そう決意しても結局はされるのを待っている

してくれたら返すというスタンスをとっている

だからいつまでも仲良しの振りしかできないのだ

私はそんな滑稽な動物から脱却させてもらう


夢の中で「生きている意味はあるのか」と叫んでいた


苦しむこと以上に

苦しむことに意味がないことを恐れる


力の源は人のためを想うことにある


普通の人ならすぐに吐き出す

苦くて不味いガムをずっと噛み続けている

良くない苦しみ方だ


心に足枷

心がブラックホールになりかけの重たい星


苦しい時は精神の感じる時間が無限大に長くなる


何とかしてこの状態を脱したい気持ちと

苦しくて何もしたくない気持ちが

完全な平衡状態になっている


朝は体が動かないのに

夜は動くようになる

朝の不調を夜の健康が責め立てる

戦場における「どうして僕を助けたんですか!」

というような罪悪感と似ている


朝起きることに対して絶望して

それ以外の感情を抱くことができない

しかしいざ朝起きれなくなると

朝の分の絶望が後回しになる上に

起きられなかった罪悪感まで押し寄せてくる

この世の全ては当たり前じゃないと言う

絶望だとしても朝を迎えられることは当たり前ではない、感謝しろというメッセージなのだろう


自分から「人に迷惑かけていい」と思うのは違うだろう


絶望がすぐ近くにいて

いつでも出れるようにスタンバイしている


xをx-a(aは正の定数)に置き換えてしまっているのか?


罪悪感というブレーキは必要なものであろう


苦しむ人に寄り添う姿勢を持ち続けるには

自分も苦しみ続けなければならない


いざ苦しくなくなったら

その時の心の痛みに見向きもしなくなるような

その時の心の痛みを忌み嫌うような

そんな人間にはなりたくない

そんな苦しみ方はしたくない


私はただこの苦しみと共に前に進んで行きたいと言っているだけなのだ

苦しみを打ち倒そうな°と言う野蛮な考えを持ってはいない


太陽と顔を合わせることもないのか


「自分の人生は自分が主役だ」などという言葉がある

それは正しい

しかし、他人の人生では他人が主役なのである

誰人も他人を自分の幸せのための引き立て役のように扱ってはならない


いかに自己中心性から解放できるか


抗うつ薬は飲む時に自分が抗うつ薬が必要な人間なのだと思い出させる


深海の中にいる

光はほとんど届かないし

音はぼんやりとしか聞こえてこない

明るい感情が乏しい暗闇

苦しみだけが確実に体に染み込んでくる

しかしそれは命に関わるほどの苦しみではない


ほとんど全ての感覚器官を失い

苦しみだけを微弱に感じ続ける


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