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俺は今、ランニング中だ。

俺はランニングが嫌いだが、やらなきゃいけない。

スキルが手にはいったり、身体力が着いていくことで楽になっては行くが、それでもまだつらい。


「はぁ、はぁ。」


大体家の近くのランニングルートを百周位走った。

大体一周で200mだから、20kmくらいは走ったことになる。俺はこれを1時間弱で走った。

これだけ走れればまぁまぁ走ったことになるだろう。

俺はそのまま河川敷に走っていった。

河川敷にある、ヨガスペースみたいなところに行った。

俺はそこで筋トレを初めてた。もう既に身体力のスキルは獲得している。ランニングをしていれば獲得できた。それならずっとランニングしていれば良いと思うが、それは違う。理由は二つある。

一つ目はただ単純にランニングが嫌いだからだ。

だって、あんなに疲れる運動したくない。

二つ目はバランスよく筋肉がつかないって事だ。

足だけに筋肉がいっぱいついたら、身体力の殆どを足に使ってしまう。

俺はマラソンランナーになるつもりはない。

だから全身に筋肉をつける必要がある。

俺は筋トレを始めた。

腕立て伏せ、腹筋、背筋。その他色々な筋トレをする。

数時間たった。俺は筋トレをやめ、近くにあったベンチに座り込んだ。


「はぁー。つかれたぁー。」


やっぱりプラス補正が凄すぎる。

1ヶ月かけて上げたステータスがもう殆ど戻っている。

だが、スキルは殆ど取れていない。今すぐに()()に行くことは出来なそうだ。

何回やっても疲れるものは疲れる。そりゃ、一回体力とかが落ちた状態から始まるんだから疲れるのは当たり前か。


キィィィィン


ん?なんだ?物凄く嫌な予感がする。

だが、何処か何回もやったことがあるような感覚だ。

......そうだ。死にそうな時に時が引き伸ばされて感じるあれだ。と言うことは......。


ースキル 危機察知を獲得ー


「くっ!!」


なんだ!!

いきなり俺の体すれすれを黒い剣が通りすぎた。

この感じは......魔力か?


「!? 何で避けられた!?」


その剣の主はとても驚いているようだ。

俺はその剣の主を見た。

黒髪に長い耳、年齢は12才と言ったところか。

率直な感想を言おう。


()()()()()


エルフなんて初めて見た。

と言うかいたんだなエルフ。

だが、このエルフなんだか見たことがあるような......。


「この身体能力にその魂。まさか悪魔?」


ん?魂?まさか俺の魂が見えるのか?

あっ!!思い出した!!このエルフ、輝夜の友達にそっくりだ。

はっきりは見ていないが、こんなような気配だった気がする。そうか、そうか。思い出せてスッキ......。

その瞬間、俺は最悪の結果を思い浮かべてしまった。

こいつは明らかに魔力を使っている。

そして、俺の家にいた。

そして今俺を殺そうとしている。

こんなクレイジーな奴と一緒にいた輝夜は危害を加えられている可能性がある。


「おい、お前......輝夜に危害を加えてないだろうな?」


ースキル 殺気を獲得ー

ースキル 威圧を獲得ー


エルフが一瞬怯む。その一瞬をつき、俺はそのエルフの胸ぐらをつかんだ。


「なんとか言えよ!!」


俺はエルフの首を締め付ける勢いで胸ぐらをつかんだ。


「っ!!そっ、それはこっちのセリフ!!この悪魔め!!輝夜に何をした!!」

「は?何を言って......。」


俺は一瞬戸惑った。その隙をつかれ、俺は蹴飛ばされた。


「ぐはっ!!」


何だこの威力!!身体力50はないと出せないレベルの強さだ。ますます謎が深まる。

いつもだったら逃げているところだが、輝夜に危害を加えたのならなら話しは別だ。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「はぁ、この力は使いたくなかったんだけど......。」


エルフは魔力を使い出した。

何かが来る!!俺は身構えた。


「来い。黒狼剣!!」


エルフはさっき使っていた剣よりもさらに禍々しい、漆黒の剣を作り出した。

あの剣には強大な力を感じる。

俺は走り出した。

今、俺の手元に武器はない。俺は拳を握りしめた。

そして、そのまま振りかぶる。そして、エルフを殴ろうとした。

だが、剣で阻まれる。


「くっ、なんだ?」


剣に触った瞬間力が抜けるような感覚になった。

いや、本当に力が抜けている。

まさかあの剣の能力か?

面白い。


「これで終わりね。」


エルフは少し残念そうにそう言った


「何が言いたい。」

「次の一撃で決めるってとよ!!」


そう言って、エルフは剣に大量の魔力を込めた。


「ひれ伏せ!!獣王の一撃!!」


ズワァァン


迫り来る黒い波動。避けられない!!

俺は手を前でクロスさせた。

手がどんどんと黒く侵食去れていく。

黒い波動の力は衰えない。徐々に徐々に俺の体を蝕んでいく。

腕が消滅した。

黒い波動はまだある。俺はそれに飲まれた。

俺は意識を手放した。

俺が最後に聞いたのはエルフの呟きだった。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()



_______________________________


小野光太(おのこうた)


(コパー)級1等級


身体力 18 +12

設備力 2

魔法力 0

気法力 0

神聖力 0


スキル


忘れないD 勇者D 記憶力E 身体力C 危機察知F 格闘術F

殺気F 威圧F 耐魔F

____________________








お読み頂きありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

面白かったら是非評価、感想、レビューをお願いします。

とても励みになります_| ̄|●土下座ぁ

何とぞ、何とぞぉ



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