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青春からの秋桜 ~第二のラ・ラ・ランド~

作者: 橘花美玲

ドクドク、ドクドク(心臓の音)、キュッ..キュッ(中靴の音)デカい校舎の二階を東にずーと歩いた角の教室。「ここが1年A2組か..」高校ともなるとクラス分けにAなんて英語が入るんだ。昨日まで中学生だった私がAだなんてちょっと背伸びをして大人になった気分。期待と少しの心細さでいっぱいだった胸に一匙のこっぱずかしさが加わった。新入生は静かに席に着いている。えーと私の席は..黒板にでかでかと書いてある出席番号順に座るのね。17番は真ん中の列の後ろから3番目。目立ちすぎず、周りも見渡せていい席だ。席に着いて時間まで周りの様子を見てみると、なんか黒々しくね?ん?ここって男子クラスじゃないよね?40人クラスで女子が10人ってどういうこと?

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