初友、ゲットだぜ!
第7章
ネミィィィィィィィ。
昨日はちゃんと寝たよ!
いや、ごめんなさい。
嘘ついました。
眠れなくて動画見てました…… テヘッ☆
うん。まー、仕方ないね。
〈悪〉っていうのが結構こたえて、眠れなかった。
あーーーーー。くやしっ!
まぁ、いいや。
ポジティブにいかなきゃね。
〈悪〉だったし。
まぁ、学校行くか。
飯食って。
んんん。
うまし。
はぁぁぁぁぁぁ。
お、人通りが元に戻ってる。
あ、そういえばあのシステム導入から2、3日目たった。
特に変化はなく、普通の授業を受けた。
今日は何が起こるかな?
フラグじゃないぜ。
うーん。
早くついてしまった。
学校に早く来ても、話す人いないんだけどなぁ…。
っと?
誰か近づいて来た。
おれみたいな女みたいな顔で男物の制服着てるめちゃくちゃ気持ち悪いギャップしてるやつに近づいてくるなんて度胸あんね。
「どうも。山崎拓人です…。」
およよ?
あ!このこ盟友くんだ!
そして、このクラスの王子様的なキャラじゃん
コミュ障のワイになんかようかいな?
それに太陽みたいな君が闇のようなおれになんかようかい?
うーんまいった。
コミュ障だからこういう時に何をいえばいいかわからない
「…。」
「…。」
沈黙が続きますなぁ。
コミュ障ってこと伝えた方が一番か。
自分の方を指差して。
「俺…。」
やべぇ!むずいむずい!
人と話すなんて無理!
でも、頑張ろう。
「コミュ障………。」
盟友くんが納得したような顔をする。
「あ、そうか。
じゃあ、俺が聞きたいこととか言いたいことあるから、うなづくか首振るかでこたえてね。」
早速うなづく。
流石、理解力高いね。
そこから俺たちは少しの間 話していた。
やった!初友だ!
「俺たち。」
はぁ、はぁ、まだきつい。
「友達?」
恥ずいけど、自分だけ友達だと思ってたから悲しいから聞いてみた。
図々しいかもだけど。
「うん!」
いい顔でうなづきますなぁ。
でも嬉しい!
「ありがとう。」
そうすると向こうはうなづいた。
そして、だんだん俺たちは少しづつ打ち解けていった。