ステータスカキカキ
第13章
今日は1人で行こうと家を出たら拓人くんが玄関の前ですたんばってた。
しかも夏月と一緒に。
「遅いよ〜。」
と拓人くん
「本当だよ〜。」
と夏月
一緒に行く約束した覚えないんだが…。
ま、いいや。
「ごめんごめん。」
うん。俺っていい奴。
そんな事どうでもいいから行くか。
「行くか。」
せやねぇ。
いこいこ
うーん。なに話そう。とか何にもないんだよな。
あ、そうだ。
「なんか。」
「たしか。」
あ、やべ!
被っちまった。
「いいよ、神居くん先いって。」
おお優しい!
さすがは拓人くん!!
じゃあ、遠慮なく。
「なんか索敵を込めた呪石のゲート型の常時発動が出たんだってね。」
「ええ!」
「そうなんだ。」
夏月がむっちゃ驚いてる。そりゃそうだ。そのせいで俺たちは殺されるかもしれないし。
拓人くんは、まぁ、他人事だよね。
おぅ、学校に着いちまった。
「じゃあねー。」
「バイバイ。」
「おう、また後でな。」
違うクラスの夏月と別れる。
席に座って待ってたら先生が入ってくる。
「はい、みんな座ってるなー。」
座ってますよー。
それも見えんとか目ん玉腐ってんじゃねぇの?
いや、先生はなんも悪くないけどもさ。
「まえに自分のステータスを書いてもらったと思うけど、そこから増えた奴がいるかもしれんからもういっかい書いてくれ。」
ほいほい。
俺は特になんも変わってないけどね。
あ、いや変わってるわ。
夜にお腹すいて人に会いたくないからダッシュでコンビニいって買って帰ってきてもまたお腹すいたからコンビニまで行くを繰り返してたらHPとSPと脚銅化っていうスキルを手に入れた
なにやら足を銅にして、走る速度と攻撃力と防御力を上げるスキルだ。
側から見たら最強そうにみえるけどレベル1で、攻撃力も防御力も走る速度の上昇も少ないし、MPの消耗が激しいからあまり使えない。
まぁ、そんな事置いといて。
俺が書いた内容はこうだ
【笹原 神居】 人族 HP120/120 MP100/100 SP120/120
《スキル》
索敵
火炎魔法レベル1 氷魔法レベル1 闇魔法レベル1
地獄魔法レベル1 禁忌魔法レベル1
素早さ補正レベル1 魔法構築効率増加レベル1
MP消費暖和レベル 脚銅化レベル1
《称号》
なし
これだ。
今から合同練習だ。
今まで学校に魔法使うの禁止されてたから使いまくってやる!