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滅びゆく世界で  作者: 黒狐
崩壊のスタート
11/13

仲間、発見!

第11章



は?


だれ?


「夏月!」


友達かい?


「だれ?」


「友達。」


あ、やっぱ?


少しわかってた。


「拓人に新しい友達ができたって聞いたから見に来たらまさか、神居くんだったとわ。

意外だな。

神居くんって人と喋ってる所見たことないから。」


あ、そう言えばこいつ索敵してなかったな。


してみるか。


【 佐々木 夏月】 魔族 HP 100 MP 100 SP100


《スキル》


闇魔法レベル1 暗黒魔法レベル1 奈落魔法レベル1 月満レベル1 隠蔽魔法レベル1 死消魔法レベル1


闇魔法耐性レベル1 視覚強化レベル1


《称号》


純血の魔族



え?


こいつ魔族じゃん。


聞いてみよっかなー?


聞いてみよう。


「夏月くん。」


「んん?なに?」


耳打ちにしたほうがいいよね。


きかれたやばけだし、第1親友の拓人くんが知らなくて初めて知ったなんてなったら大ごとだろうしね。


「夏月くんって魔族なんだね。」


「え!」


何で知ってんの?みたいな顔してる。


そりゃ、そや。


今日初めてあったようなやつに自分のに秘密知られたらそりゃビビるわ。


「何で知ってんの?」


何でって、そりゃあ。


俺索敵持ってるし。


「おれ、索敵のスキル持ってるから。」


「まじか!すげぇ!」


「それって持ってる人少ししかいないんでしょ!」


まぁ、そりゃそうやろ


うなづいときゃいいや。


「ん?どうしたの?」


拓人くんが聞いてくるけど無視。


聞かれたくない。


「まさか、俺が魔族なんて誰にも言わないしょ?」


あったりまえやろ。


てか、おまえ怯えすぎやろ。


俺も魔族やし。


「俺も魔族だよ。」


「え!」


「ねーねー。」


ウッセェ奴や。


「仲間だね。」


「そうだね。」


「もしかして、拓人くんに言ってない?」


「うん…。」


だよねぇ。


拓人くんになら言えた俺の方がおかしいのかも。


「てか、最近。《索敵》の呪石が出回ってるから見つからないようにしないとだね。」


呪石とは魔法を浴びて変化した石。


魔法を吸収する効果があり、それに魔力を込めたらその魔法を使える道具だ。


例えば誰かが火の魔法を呪石に込めると、火の魔法を使えない人でも魔力を込めれば使えるという便利アイテムだ。


それに索敵の魔法を込めた呪石がたくさん出回っていて、それが常時使用できる結界対魔族見破りみたいなのがあるから引っかからないか学校に配置されないことを祈るのみだ。


「あ、やべ。ホームルーム始まるわ。

俺そろそろ教室に帰るな。」


「うん。」


「じゃーなー。」


夏月が帰ると拓人くんがこっちを睨んでくる。


直後。


「なに話してたん?」


ほら、やっぱ聞いて来た。


でも、これは教えないね。


「秘密です。」


「俺には話せない話?」


「話したら絶望すると思う。」


…。


何と答える拓人?


「はぁ、わかったよ。神居くんがそんな話せないことならいいよ。」


よかったぁ〜。


これ以上追求されたらバレそうで怖かった。


頭いいからねぇ。


ビビるわ!


びびらせんじゃねぇ!


いや、拓人くんは別に悪くないんだけどね。


明日は合同訓練か。




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