称号によるスキルの変化
第4章の変化と第5章の索敵を多少編集しました。
主人公のスキルと称号です。
第10章
「…は?」
思わずそんな声を出す拓人くん。
発狂しなかっただけマシかな?
「嘘だよね?」
「本当。」
即答する。だって事実だもん。
なんてこったパンナコッタ。
さすがに信じれないだろうねぇ。
今まで一緒にきた友達が急に敵とか、打ったボールが風で帰ってきて脳天にクリーンヒットくらいの不幸だよ。
これが本当なのよ。
「マジか…。」
そんな明日世界が滅びますって言われた時のような顔すんなよぉ。
わからんこともないけど。
「マジだ。」
おうむ返しをする。
そうしたら拓人が小声で。
「これって話さない方がいい?」
「いい。」
凄いねよく受け入れれたもんだ。
俺だったら発狂して頭ぶん殴ってるかも。
そんな大ごとだ。
「でも、俺は人を殺してるわけでもないしレベルを上げてるわけでもない。」
これがどう言う事を意味するかと言うと、別に悪いことしてないよ☆
って事だ。
「わかった、じゃあ、このことは2人の秘密で俺は神居くんを普通の人として接するよ。」
「ありがとう。助かる」
はー、よかった。
あのまま先生とかにちくられてたら捕まって殺されてたかもしれない。
てか、俺は拓人くんに何でもぶっちゃけすぎかもしれない。
「ねぇねぇ、神居くん。」
「なに?」
およ?なにかい?
「ぶっちゃけ、人族と魔族の違いってなに?」
おお、ぶっちゃけすぎやろ。
びびったねん。
なに言えばわからんねん。
なにかあるかい?
あ、あるわ
「ステータスとスキルの違い。」
うん、そうだね。
間違いではない。
「へぇ!具体的にはどんな感じなの?」
「ステータスは人族に比べて四、五倍高い。
最初から持っているスキルが多い。闇、もしくは悪系統のスキルが多い。」
「凄いね!僕も盟友の称号を持ってるから持ってるスキルが光とか閃光とかなのかな?」
「恐らく。」
まったくもってその通りだと思う。
多分拓人くんが言ってることが正しい。
あ、そう言えば俺が学校で索敵使ったら魔族の人が何人かいた。
でも、俺が索敵した中ではだれも純血の魔族の称号を持っていなかった。
「へぇ〜。面白そうな話してるねぇ。」
「聞かしてもらったよ。」
お前だれや!