助けて神様①
「………という訳で対処法を教えてくれ。花田と関わってしまった。」
僕は昨晩のこと、じゃないついさっきのことを陽千に話した。
「おい、お前は馬鹿か‼」
怒鳴られた。まぁ、最悪殴られることを予想していた僕にとってはこんなことどうってことはない。
それよりも昨日初めて話したときとはまったく違うじゃないか。普通の話しやすいおじさんじゃないか。
「くそっ、厄介なことになったな。今から視るちょっと待て阿呆。」
「視るって何を視るんだよ。」
「お前の未来だたわけ。」
陽千は座禅を組み瞼を閉じた。
それから数分後。
「よし見えた。次は来週の月曜だ。今日が8月6日の月曜だから13日、いいな?これを逃すと死路へまっしぐらだからな。」
「わかったよ。それで内容は?」
「またあの花田とかいう奴が関係している。」
花田‼またお前か⁉
「それよりもだ。この花田という奴は何なのだ。お前の行く先々に居るではないか‼」
陽千が声を荒げた。こんな陽千初めて見たぜ。いや、出会って2日目なのだが。
「おそらく、夏休みの間はこの花田という奴がお前邪魔をするが覚悟はいいな?」
「ああ、望むところだ。」
「おはようございます。陽千様、とっしーさん朝からお元気ですね。」
と陽千と話してると椿さんがやって来た。
「おはようございます椿さん。」
ふむ、巫女というものは良いな。
おっと、勘違いしないでくれよ。いやらしい目で見てる訳じゃないぜ。
「おい、椿聞いてくれよ。とっしーが神様のありがたいお言葉を無視したんだぞ。腹切らせてもいいかなぁ?」
「あらあら、そうなのですか?でもダメですよ、陽千様。これも神様の役目なのですから。」






