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斉藤、命の危機!
しばらく森の中を進むとカエルがいた。
「トカゲじゃないけどおいしそう」
自分で言っといて怖くなった。
生えている草を使ってカエルの後ろに回りこんで、いっきに噛み付いた。
カエルは逃げようと暴れまわったが動かなくなった。
気持ち悪くなった。
カエルがおいしくなかったので吐き出ししても気持ち悪い。
「み、水・・・」
水が流れる音がした。急いで音がした方に向かった。が。
「あれ?水がない・・・」
あの音は幻聴だった。
一揆に全身の力が抜けていった。
気がつくと、木の上にいた。
気持ち悪くなかった。
「おう。気がついたか」
「あっありがとうございます。助けてくれて」
「おいおい。よしてくれよ。朝にあったばっかりじゃねーか」
よく見るとたしかにあのマムシだった。
「それよりおまえよかったな。死ななくて」
「え?」
「おまえカエル食ったろ。そいつは猛毒を持つカエルだ」
「えぇぇぇぇぇ!?」
驚いたら、お腹が減った。
「あはは。それじゃメシにするか」
「はい!」
続く