闇の令嬢、憧れの魔法騎士になる~家の恥だと言われたので、飛び出して自分の力で生きていきます~
この国では、扱える魔法の色によって、個人の価値が決まる。
もっとも尊ばれるのは『赤』。炎や雷などの自然魔法を扱い、国の守り手である魔法騎士に必須とされる色。
貴族の令嬢リシェルは幼い頃から騎士に憧れ、魔法の才能に夢を抱いていた。
けれど魔法色判定の日、彼女に与えられた色は、人々から忌み嫌われる『黒』だった。
「黒なんて、呪いと死を呼ぶ色よ!」
「うちの家名に泥を塗った恥さらしが……!」
家の中で人目につかぬよう幽閉され、生涯を閉じるだけの運命。
だが、絶望の淵にいた彼女の前に現れたのは、自らを『闇の精霊』と名乗る黒いモフモフの獣。
「お前に宿るのは、世界でたった一人、お前にしか扱うことのできない闇の魔法だ」
その言葉を聞いてリシェルは思う。
夢を諦めるのは、まだ早い。
実家を飛び出し、名前も身分も偽って、リシェルは騎士団試験に挑む。
誰にも言えない闇の力を手にして。
もっとも尊ばれるのは『赤』。炎や雷などの自然魔法を扱い、国の守り手である魔法騎士に必須とされる色。
貴族の令嬢リシェルは幼い頃から騎士に憧れ、魔法の才能に夢を抱いていた。
けれど魔法色判定の日、彼女に与えられた色は、人々から忌み嫌われる『黒』だった。
「黒なんて、呪いと死を呼ぶ色よ!」
「うちの家名に泥を塗った恥さらしが……!」
家の中で人目につかぬよう幽閉され、生涯を閉じるだけの運命。
だが、絶望の淵にいた彼女の前に現れたのは、自らを『闇の精霊』と名乗る黒いモフモフの獣。
「お前に宿るのは、世界でたった一人、お前にしか扱うことのできない闇の魔法だ」
その言葉を聞いてリシェルは思う。
夢を諦めるのは、まだ早い。
実家を飛び出し、名前も身分も偽って、リシェルは騎士団試験に挑む。
誰にも言えない闇の力を手にして。
第1話 その日、私は『黒』になった
2025/06/14 01:55
(改)
第2話 闇よりの使者……は、俺様系モフモフくんでした
2025/06/14 12:15
第3話 闇夜に溶けていく
2025/06/15 20:29
第4話 集え、強者よ
2025/06/16 22:23
第5話 男装って難し……ちょっとあなた誰よ
2025/06/17 20:14