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ラブコメs日和  作者: 水無月盈虧


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34/36

34.年越し【another】

こちらの作品は、前話の別視点バージョンです。

炬燵の中で、私はじっと彼の横顔を見つめていた。


(……変わったようで、変わらないなぁ)


 昔、小さな彼を抱きしめた記憶が、ふと蘇る。


 今は私よりも背が高くなって、大人になって。


(ちょっとだけ、寂しいかも)


 手持無沙汰な沈黙が、妙に心地いい。


 だから、ぽつりと尋ねた。


「そういえば、あんた彼女とかいるの?」


 自分でもなんでそんなことを聞いたのか分からない。


 でも、気になったのだ。


 彼は、あっさり「いないですよ」と答えた。


(そっか……)


 その答えに、ホッとする自分がいる。


 でも同時に、情けなくて、思わず笑ってごまかした。


 自分にも、誰かがいるわけじゃない。


 お互い、ひとりぼっちだ。


(だったら、さ……)


 気づけば、酔った勢いに任せて口が滑っていた。


「じゃあさ、次の私の誕生日までにあんたと私に彼女、彼氏ができなかったら、付き合う?」


 彼が驚いた顔をする。


 当然だ。私だって驚いてる。


 テレビのカウントダウンが始まる。


 心臓の鼓動が、それより早く鳴っている。


 ドキドキしながら彼の反応を待った。


 彼の着ている、どてらの袖を掴む。


 本当は、袖じゃなくて、手を掴みたかった。


 でも、そこまで素直にはなれなかった。


「それで……どうするんだ……?」


 声は、震えていたかもしれない。

いつもお読みいただきありがとうございます!!

ご感想をいただけると、今後の創作の参考になりますし、とても励みになります。

一言でも大歓迎ですので、お気軽にお寄せください!


今年の更新は、これで最後です。来年も、『ラブコメs日和』をよろしくお願いします!

次の更新は、1月5日の予定です!

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