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ああ、愛しの我が異世界  作者: サカグチ
3/8

初討伐!やったね!

何とかしなくちゃ、と思っていたら視界の端に「魔力操作を獲得しました」と表示された。もう一度ステータスを開いて神の加護について細かく読んでみると、次のように書いてあった。

・あらゆるダメージ無効

・天啓によってあらゆることを知ることができる

・得たいスキルの即時獲得

・創造魔法の使用許可

と、途中まで読んで頭が痛くなってしまった、どういうことだ、ここまで俺TUEEEEEだとどう考えてもバランス崩しじゃないか、私は異世界最強になりたかった訳でも神になりたかった訳でもない。本当に困ってしまった。人とかかわるのはやめよう、元々大人数は苦手だったのだ、人は集まると敵を作りたがるし。


それにしてもこの創作魔法、何と魅力的な響きだろう。物は試しだ、某ライトノベルの超電磁砲にあこがれていた私は早速その辺りに落ちていた小石を丁度よく近くにいたイノシシ(のような角の生えた生き物)に向けて撃ってみることにした。


「超電磁砲‼!!!!!!」


閃光とともにイノシシの脇腹に大穴が開いた。自分の体よりも確実に大きい生物がドスンと音を立てて崩れ落ちる、すごすぎると呆然としていると「創造魔法について説明を受けますか?」と表示が出た。あ、説明してくれるのね。使い方がわからないままでは困るので説明を受けることにした。

「イメージした物がエネルギーに変換され魔法になります、イメージが明確で正確であるほど、威力が倍増します。一度使った魔法は保存されるため何度でも使用可能です。イメージのし直しによる上書きが可能」

なるほど、大体わかった。すごい魔法だ、本当にチート能力すぎるだろうこれ。

恐る恐る先ほど倒したイノシシに近づいてちらりと確認するとレッサーボアと赤文字で表示されアイテムを獲得しますか?と出たので半分ビビりながら確認すると、「レッサーボアの肉×20、レッサーボアの毛皮×1、神の加護によりレアアイテムレッサーボアのオッドアイを獲得、アイテムボックスに収納されました。」と表示が出て目の前の死体が消えてしまった。なるほど便利な能力だ。


「す、すごすぎるぞ・・・私・・・。」


モンスターでもテイムして森の奥で隠居生活をしよう、かわいいモンスターをモフモフして楽しく余生を過ごすのだ、と心に誓った。

こうしてここがどこかもわからないまま、とりあえずは森の奥の方へ向かうことにしたのだった。


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