表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本物と偽物と新種  作者: ヒラ
2/2

学校と犬

精読だ

今日もまた1日が始まる。そんな事を思いながら学校へ向かう。重い教科書を背負いながら、自転車で高校まで。

家から近くそこそこ偏差値の高いため男子校に通っているが、時折、駅へと向かう共学生徒が羨ましく思う。彼らは電車やバスに乗るだけで目的地に着くし、学校には華がある。そんな事を考えペダルを漕ぐ。朝には癒しである猫もいないし、道路は混むので良いことがない。

雨が降れば最悪。レインコートを着なければならないのだから。

学校は65分間の5限制。入学したては1限ごとの授業時間が15分も増え苦痛であったが、今ではそれさえも楽に感じる。中学のときの様な騒ぐメスはいないし気を配る必要もない。しかし、思春期を迎えた男子高校生にとっては、メスではない所謂JKというものはどこか可愛らしく思う。この前、中学生の頃に同級生であった女子たちに出会ったが、以前より少しばかり華奢に見え垢抜けしたように見えた。不揃いのスカートに香るリップクリーム。言葉では表せないものがあったようだった。



5限目の世界史が終了し、放課後を迎える。友人と挨拶を交わし帰路に就く。帰宅時に自動車周辺を見てみるが今日は彼らは眠っていない。そして我が家て飼っている犬の散歩の時間になった。先日、11才の誕生日を迎えた犬だ。名は"モモチャン"。モモではなくモモチャンだ。無論、雌である。玄関の戸を開け、自動車を見てみると、彼らはそこにいた。しかし、彼らとモモチャンは仲が良くないようで、モモチャンが吠えると、三匹とも不貞腐れたように裏路地へと消えていってしまった…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ