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アホなヲタクと先生と。  作者: SAN工房
2/2

プロローグ

最近読んでいた漫画。

それは先生と生徒の恋愛漫画。


くだらない。こんなの2次元だけじゃん。

現実は辛い思いするだけに決まってる。私は絶対に出来ないな…笑





春__ 。桜がちょうど満開で風が気持ちいい。

駅から学校までにある川は桜色に染まっていた。


きれい…


思わず口から出てしまうほどその光景は綺麗だった。



今日はいい事ありそう…!






なんて思っていたのは過去の事。



「 ___ ただいまより、平成31年度第1学期始業式を行います。礼。」


教頭先生の号令により生徒全員が舞台に向かって礼をした。


今日は中学生になって2度目の始業式だ。


先生の話は長いし昨日徹夜で宿題していたからとにかく眠い!!



あぁ…早く教室に帰って茉依と喋りたいよぉ…



先生の話にあきあきしていた私は無心になりただ、話している先生の姿を見つめていた。



「続きまして、着任式に移行します。」


はっと我に返り新任の先生のことを考える。


着任式かぁ…どんな先生が来るんだろう…

可愛くてツインテールの先生来ないかな…



なんて男子みたいな妄想をしながら

新しい先生が入場して来るのを待っていた。


その先生の中に好きな人ができるなんて知らずに_ 。


「この度新しく御着任なさる先生は7人です。」


多くね?笑


心の中で唱えた。

先生の入場に合わせて拍手が起こる。


あっ…メガネ…しかもイケメン…


第一印象はそれだけ。7人の中ですぐに目がいった。

元々メガネ男子が好きな私はメガネ×イケメンという事に混乱し心の中でずっと発狂してただ「尊い…」

と唱えていた。



、、、、、、あれっ?



____ 気づいたら着任式は終わっていた。

いつ終わったんだろう、、、。

発狂していたら終わっていたこととメガネ先生の名前を聞けていないことに混乱しながら体育館を出ようとした時…ドンッ!!!!


何かにぶつかり体制を崩した。



えっ…やばっコケる!!



ガシッ…!


私がコケるのを防ぐように誰かに腕を掴まれた。



ありがとう…ございます



「いえ、こちらこそ不注意でした…」



スーツ…あっ新任の先生か…

誰だろ…パッと顔をあげ逆光に目を細めながら先生の顔を確認した。


、、、ふぁっ!?!?

めっ、、、メガネ先生だっ!!



いきなりの事で混乱している私に、その先生はニッコリと微笑みかけた。


「初めまして。新任の柴崎です!よろしくね!」



よろしくお願いします!



ぎこちない笑顔で挨拶を返す。

これって運命…!?なんて思わない。好きにはなんない。


先生は推し枠に入れておこう。

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