出兵日和!ー領主の真意ー
短めでゴサイマース。
あ、あと書き方を変えてみました
ダンジョンを攻めよとの領主の命を受けた俺は、兵の訓練場に兵を纏めさせていた。
あの賢い領主が欲にかられて出兵を命ずるハズはないので、判断は信頼に値するはずだ。
が、目的がよく分からない。早期発見による報奨狙いかダンジョ産の物品が狙いか。
できたてほやほやのダンジョンだ。
どちらも出兵コストに見合わないと思うのだが……。
そんな思考を回していると、兵の集まりを待つ俺のもとに文官の部下であるトークンマーテスがあわててこちらに駆け寄ってきた。
「どうしたどうした、そんなに慌てて」
「あ、ああああのそそそれれが……」
「いい、慌てずに話せ、ダンジョンに関することか?それともお化けでも見たのか?もうお前も年だろうにお化けなんかにびびってちゃあ……」
「ち、違います!その、自分でも自分の報告が信じがたくて、領主様に言伝てを頼まれた時から何をいってるのか分からなくて」
「領主様……?」
領主に関することか?そこまで慌てふためくなど普通あることではないと思うのだが。
慌てすぎて言葉を発しているのかすら怪しい部下を宥め、報告を聞き出す。
報告の内容は、簡潔にして難解。
スワルトブが領主と結婚をしたそうだ。
部下が慌てるわけである。
だが以前から結婚するような雰囲気があったわけではないので、おそらく貴族社会をはねのけるためのダミーの平民妻だろう。
平民の出の貴族が平民と結婚することなどあまり珍しい話でもあるまい。
決定からが早過ぎるのは今に始まったことではないし、仕事が出来るのも知っている。
演技力が高い可能性はなくもないが……考える必要はなさそうだ。
「よし、報告ありがとう。戻ってよいぞ」
「はいっ!」
トークンマーテスは敬礼をして訓練場から走り去った。
おそらく通常執務に戻ったのだろう。
あの報告の後、事態は急速に動いた。
領主の結婚と出兵があり得ない速度で進行し、長年空席だった副隊長の椅子が埋まった。
領主の結婚がこんなにあっさりと決まるのは歴代最高ではなかろうか。
出兵命令に関しても急にも関わらず法律問題をすべて通過し、動かすのは並みではない。
最後に関しては俺の裁量だが。
兵が集まったのを確認すると、俺は大きく声をあげる。
「領主様から出兵命令が出た。新しくできたダンジョンを即制圧せよとのことだ。未完である可能性も高く制圧するのに絶好の機会とのことだ。鍛え上げた兵士である貴様らが新しいダンジョンなどに遅れを取るとは思えたさないが、騎士が一人負傷を負わされた。決して油断するな!」
今回の任務は楽そうだと兵士たちの表情が明らかに緩む。
いくら騎士に手傷を負わせたとて所詮、新しいダンジョンだ。苦戦することすらないだろうと考えているに違いない。
実際私も同じ考えだし、この数の兵士を緊急収集したら、兵士に払わねばならない手当てや保障などもバカにならない額だろう。
尚更領主の考えが分からない。
「では今から一時間後に門前に再集合、その後行軍する。解散!!」
兵士達の列ががだんだんと崩れて行く。
自室に戻り武具の整備をするのだろう。一時間もあれば薬を買うところまで出来るはずだ。
っと、かく言う俺も暇ではない。
書類整理に遺書とインクの配布、結婚のための必要書類……は領主が用意したらしいのでいいとして……。
いや、俺もそこまでやることはないな。
武具の整備でもして一時間後まで時間を潰して待っていよう。
相変わらずの深夜テンション投稿。
話が難しいんで自分でも何を書いてるのか分からなくなりますし、自己完結しないように頑張ります。(自己完結)
ここちょっとなに言ってるか分かんないですっていう文章が(てか文脈が)あれば見て速攻分かりやすく書き直すんでコメントください。
校閲はしてますが文章を長くするのが苦手なもんで、説明不足が多いのです。
あとコメントされたら返します絶対。
あとコメントついでにpt評価も((そういうとこやぞ




