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ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
引越日和!ー新天地でのダンジョン経営ー
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発見日和!ー作られたダンジョンと見つけた騎士ー

深夜テンションで書いたんで文章の崩壊とかは許して(懇願)

 この塔の構造は単純だ。二階と吹き抜けになっており、そこそこ広い空間がある一階。


 上官たちが寝ていたであろう個室と、仮眠部屋や雑魚寝部屋がある二階。


 見張り等の三階。


 この三つで、上には不死系の魔物とかおいとけば雰囲気出ると思う。と言うことで、塔をダンジョン用に少しづつ変えてゆく。ってか待てよ?


 「そう言えばダンジョンに滞在させたらDPが増えるじゃん。それでDP稼げないの?たとえば街とか作ったら最強じゃね」


 「はぁ?あんたねぇ…。」


 呆れたように説明しだすクレセイノ。


 「ダンジョンに滞在してる限りそいつの生命エネルギーは少しづつ出ていくの。だから長くて二年短くて1ヶ月やちょっとで死んじゃうの。だからダンジョン攻略をする冒険者っていうのはよほど長命か、ダンジョン攻略でもしないと生活できない下位の冒険者、その下の冒険者の過剰なダンジョンでの死を食い止めるための組合直轄の冒険者……あとは一攫千金狙いの物好きだけよ」


 へぇ……。そういう訳だったのか。


 とりあえずダンジョンを完成させますか!そう考えて俺はダンジョンをつくる為に、塔の地下へと階段を伸ばしてゆく。






 〇〇〇


 巡回中怪しい影を見つける。


 私はそう、報告書にメモを走らせる。私の愛用する剣をぶら下げ、見つからないように動く。


 「ダンジ……に…滞在…死……組合…」


 何か長々と喋ってるようだが良く聞き取れない。


 しかしダンジョンと聞こえたな。奴等ダンジョン関係者か?ならばここで斬っ……。


 「待て誰かいる。一旦塔へ入れ。」


 「分かった。」


 近づくと、そんな会話が聞こえた。


 「バレたか?」


 小声で焦ったように言う。


 しかし今の顔……メイトには見覚えがある。メイトを見覚えがあるなどと言うのはおかしいが、ていうかメイトに会ったことは無いのだけれど。


 そもそも強者がメイトなどになるわけが無いのだ。強きを追い求める強者にとっては、メイトなどという基礎能力の低い魔物に。あの酔狂な剣王なら別だがな。


 …いや、()剣王か…。


 そんな妄想は置いておいて。彼らはいったい何者なのだ?人間の敵であることには間違いないが…。


 しかしダンジョンの関係者だとして何者だ?魔族の類?そもそもダンジョンの構造や製造方法さえつかんでいない人間にとってこれはもしや貴重な記録なのでは?


 そう考え一部始終を報告書に記載する。あれは、階段を掘っているのか?あんな速度で?手も触れずに?と思ったら塔がどんどん劣化していき、いつ壊れるかわからないってぐらいになって劣化が止まった。中にはなぜか大量の不死者が。


 なんだ?あれ何で壊れないんだ?禍々しい雰囲気を放つダンジョンを見ていると絶対に入りたくない。涼しい顔してダンジョン潜ってる冒険者が頭おかしいっていう話わかる気がする。


 む?あれは……?


 「ッ!!??」


 そこにはおそらく魔法を放ったであろう女が一人。


 逃げるか。


 「コラッ!待ちなさいよ!」


 「馬鹿っ!もっと確実に殺す手があっただろ!逃げられちゃったじゃんか!」


 「うるさいわね!」


 「ううむ。困ったな…。」


 聞いていて鳥肌が立つ。平然ともっと確実に殺す方法があった……だと?


 これは危険だ。あのダンジョン。いやダンジョンというのは人間が思う数十倍危険だ。


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