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ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
第3章 人里日和!ー騒動の始まりー
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逃亡日和!ー最後の力をもってしてー

 本当は今日の朝投稿しようと思っていた分。本当にすいません。


 それはそうと最近投稿ペースが異常。やっぱクライマックスは書いてて楽しいんですよ。

 「ふふふ、久しぶりの目だ。まぶしくて目が焼けそうだよ。」


 そのまま焼けて死んでしまえばいいのに。……しかしそんなことがあるはずもない。完全に力を開放し奴はご満悦だ。弱体化しているならわざわざ喜ばないだろう。恐らく今までのあいつと今のあいつだと格が違う。なんせ五感の一つを解き放ったのだから。


 「あの人に汚い風景を見せるわけには行けない。きっと今でも私を見守ってるはずだから。」


 「あの人って?」


 俺の疑問に答えたのはクラスだった。


 「多分俺の爺ちゃんだな。だけどあの人ちょっとおかしかったからな。」


 「おかしいって、どういう風に?」

 

 「迫害を受けてたんだ。冒険者として出世して、貴族の位を無理やり渡されてな。けど迫害に耐えきれずその地位をほっぽり出して、領地も全部ほっぽりだしてどっか行ったんだ。ま、元々貴族って性格の人じゃないのもあるだろーけどな。」


 「なるほど。」


 確かに迫害されていたといえ、領地を全部ほっぽりだすのは並みではない。


 てか領地の人はたまったもんじゃ無かったろうなと思いつつ。再び視界をやつに戻す。恐らくあれには敵わない。勝ち目は数寸もない。強いて言うならこの俺の大罪スキルとやらが働いてとんでもない超能力を手に入れる可能性だが…。


 まぁ無いだろうなぁ。


 「俺が時間を稼ぐからその間に脱出しろ」


 「は!?何言ってんだ」


 「危害を加えないといったはずですが?」


 「信じられるか、そんなもん。ていうか俺も戦うぞ。いや、俺が戦う、お前は逃げろ」


 「駄目だな。あいつの狙いは俺だ。逃げれれないよ」


 「賢明ですね」


 逃がす気はなさそうだな。となると俺が最大限頑張って何とかこいつを満足させなければならない。


 「任せろ」


 「ッッ!?」


 俺にかけられたのはたった一言。だがその一言は、俺の心に音をたてて刺さった。そう言えば似たようなこと、あいつらに言われたなぁ……。


 「……任せる」


 「応!」


 クラスが嬉しそうに俺に答える。きっと彼ならこの町を守ってくれ……








 ……いや、待て。何故俺がこの街の住人を生かすために頭を使っている?俺はダンジョンマスターであいつらの敵だぞ?


 いや、そんなこと考えてる時間は……無さそうだな。帰ってゆっくり考えよう。余裕があったらこの街にまた訪れるのも悪くない。


 「いいか、俺が今から全力で魔力を解き放つ。なんとか怯ませるからそのうちに逃げろ」


 「分かった」


 「私がそれを許すとでもっっッッ!!?」


 今俺のできる最大効率の魔法はマルチだが、制御にかけられる時間もない今は、クラスに何もかもを任せるしかない。ただ単純な(魔力)でのゴリ押し。俺ほどには魔力量がないにしても、魔力量が異常な彼は、それだけで十分武器になる。


 一瞬の隙をついて、俺とクラスは動き出す。俺は皆を逃がすために、クラスはやつを止めるために。黒毛が俺たちの追跡を始めたが、クラスがそれを許さない。恐らく彼はとんでもない動体視力と筋力をつかい、カマイタチと黒魔術をそらしているのだろう。片腕で出来る芸当ではない。


 なんという力。技術だろう。あれを出来るようになるためにおそらく途方もない訓練をつんだんだろうな。そしていま俺が掴んだ機会。絶対に逃せない機会。もうやるしかない。


 一秒が無限に感じられ、時間が過ぎてることさえも忘れるような、しかし一瞬の出来事。視界は開け、周りも見える。全てが、遅くなり次元の彼方へとおいて行かれそうなそんな程の時間。いける。そう思った時、唐突にそれは終わりを告げた。


 ポスッと。やつの手が俺に当たり、軽い音を立てた。

是非に。(何とは言わない)



あと感想の返信とか後書きとか堅苦しいより砕けてる方がいいって聞いた。


から明日から砕けます(粉骨砕身)。



だからいつでも感想



カモンベイベェェェェェェェェエ!!


イヤッホホホホほぉぉぉおぉぉぉい!(思考放棄)

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