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ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
第3章 人里日和!ー騒動の始まりー
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魔剣日和!ー危険で異常な魔剣と魔族ー

実家帰りにつき執筆が遅れました



御免

 その後俺はブロ達を呼んで、リーと一緒にゴブリンの討伐依頼を受けることになった。ゴブリンというのは古い亜人種が魔力に適合しすぎて知性を失った魔物らしい。だから倒すのをためらう人間が多いらしいのだが、まぁ魔物は魔物である。ためらうことはない。


 「リーです。前衛職をやってます。」


 軽い自己紹介を聴きながら街を歩いてゆく。どうやら前回の依頼で武器をなくしてしまったそうなので、武器を買いに行くのに付き合っているのだ。

 

 「すみません。一緒に依頼を受けるお願いまでか、装備選びにまで付き合わせてしまって…。色々本当にすいません。」


 「こっちもまだ初心者だから、冒険者。色々教えてくれると助かるよ。」


 そうは言ったものの正直なところリーに居られるとちょっと不都合だ。獣状態になれない以上、ブロやドグの全力を出すわけにもいかないし…。いろいろ不都合だがまぁ適当にやってもゴブリン程度なら問題ないかな?なんて思う今この頃。


 「しかし戦斧なんて初めて見るわ。すごくデカイわねー。」


 クレセイノが驚嘆の息をもらす。リーの使う武器は戦斧。結構身長が大きいリーだが、それが霞むくらいのデカさがある。人間の、しかも女性の筋力でこれを扱えるなんて世界は広いものである。


 形状は片刃斧。弧を描くような美しい刃は、淡く、赤く光ってるように見えた。おそらく魔法の斧だろうか?これは炎系統の魔力を僅かに纏っているんだろうか?あまり強さは感じないものの、その底にあるのは確実に魔力だ。人間から見るとなんともないようだが、俺はやはり、少し魔力を感じやすい体質なのかな。


 って俺も武器を選んた方がいいな。前は役に立てなかったし…。そういえば前、細剣をメイトに勧められてたな。これはどうだろう。一つ買ってみるのも良いかもしれないな。って、あ。


 「お金が無い」


 「私お金ならあるわよ」


 諦め掛けていた俺に、クレセイノから意外な言葉。


 「え?持ってんのか。」


 「ええ、来た冒険者たちから巻き上げてたのよ。」


 なるほどそれなら納得だ。遠慮なく使わせてもらおう。しかし冒険者からかぁ…。お金はDPにならないみたいだし、これからは回収するようにしておこう。と、それは置いといて。


 リーに聞いたところ、魔力というのは武器選びにおいて、最も重要な指標なのだそうな。そこで俺の魔力を見る目が大活躍である!!とはいえ…やはりただの町の武器屋。掘り出し物があるわけでも…


 「!?これ…」


 俺が一つの武器に目をやると、店員と思しき人が声をかけてきた。


 「それはやめときなさい。君が扱える品じゃない。魔力の流れを見れるぐらいの魔力同調率がいる。簡単に言うと、まぁ、伝説の神獣や、神剣使い、勇者や魔王並みさ。まずはこっちの軽めのレイピアとか…」


 とんでもなく禍々しい魔力がうずまき、普通の人間なら本能で触ることさえを避けるような魔力と闇に覆われたその剣は、俺を魅了してるかの如く美しく煌めくその刀身を魅せつけて来る。


 直感した。この剣はヤバイ。


 「あら、何してるのって、何その剣気持ち悪い!」


 クレセイノの驚きもわかる。こっそり鑑定紙を使ってみたのだ。店員と、剣に。するとどうだろう。


 

 ゲルニッカ:グレイヴエグゼリア

 ステータス

 M(魔力)5859

 S(俊敏)2736

 A(攻撃)5405

 G(守備)6112

 W(腕力)1289

 スキル

 虚飾

 暗視

 暗殺

 異常視

 献上

 


 ゼルニア:魔剣

 スキル

 深淵のトビラ


 


 駄目だ。これはかかわったらダメな類いの武器だ。

お願いですから評価をば…(久々の媚)

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