表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
第2章 バトル日和!ー始めてのダンジョンバトルー
20/54

会合日和!ー割れたのはー

連投。あと一話出したい。

 《ダンジョンマスタースタピラーのダンジョンの勝利です。

  よってスタピラーに以下の権限が譲渡されます。

  1000DP分の命令又は1000DPの譲渡をクレセイノに対しできる権限。

  それを放棄し1500DPを得る権限。


 以上を持ってダンジョンバトル終了。合図とともに一時間の会合の時間を設けます。30.29…》


 「いやー終わった。君が引っかかってくれてて助かったよ。」


 「してやられたわ。油断していたのは私の方だった。」


 ジュンノが歯を食いしばって答える。悪いがマナーなんて気にしてたら勝てなかったんでな。以外といい勝負はしたけど。


 「じゃあ会合でな。」


 「ええ。」


 そう言ってジュンノの姿がかき消える。さぁ。俺も行くとするか。


 三十秒たち、


 《会合へワープする。


        Yes/No


Noを選ぶと強制的に一分後にワープします。

  Yesを選ぶと今すぐワープします。


                     》


 と表示されたのでYesを選択。俺の姿はその場から消えた。

 





 ○○○


 「会合か。」

 

 「会合ね。」


 二人の間に沈黙が舞い降りる。


 …なんだろう俺たちは相性が悪いのかもしれない。前も喧嘩したし。あひぃ。


 「あなたは何を要求するの?おすすめはそうね…ぼろ布十万枚とかでいいわ。」


 「おい。誰が要求するかそんなもん。ふざけんな」


 「…。」


 「…。」


 再び沈黙。


 「私は先輩よ?」


 「なら俺は勝者だぞ?」


 何を言っても泥沼になると悟った俺達は、まともに話そうと試みる。


 「クソガキが!なめてりゃ調子に乗りやがって!そりゃ私も今回ばかりはちょーーーっとだけ焦ったわよ?でもね?最後のあれは酷すぎるわ!ダンジョンバトルの侮辱よ!」


 「先輩が後輩いびりして負けて悔しいからって八つ当たりしてんじゃねえぞこのアマ!!いい天気だなァ!外に出てびしょ濡れになってきたらどうだ?ちょっとはましになるだろうよ!」


 「あなたはカエルかなにかだったの?バカなの?」


 …ちくしょうこいつうざい!嫌い!


 「…ふぅ。」


 「…ふぅ。」


 「しかし今日は寒かったわね。」


 「お互い洞窟ダンジョンだったしな。」


 よし!会話を成立させられた。


 「分かった真面目に話しましょう。私のおすすめはそうね…私の体を自由にできる権利とか?」


 こいつ今まで真面目に話してなかったのかよ!って、は?こいつ今なんて言った?自由にでき…は?


 「あなた結構若いし…。いつでもどうぞ。子供はとても好みよ。ええ。なんなら逆に私に責められるようなのが好き?ふふふふふ…!」


 こいつ嘘だろかなり上級の変態だった!ていうか俺子供?年齢17とかだろ外見は。少年つったら12とか13だろ。


 「ダンジョンバトルの誓約は絶対よ。例えばあなたが10回私の処女を奪いたいって言ったら10回私の初めてを奪えるのよ。つまり体も記憶も私だけヤる前にってことね。」


 なんだろう。嫌な予感がする。


 「ねぇ。ほらそう言ってご覧なさい。ほら早く…!あぁ、こんな子供に無理やり初めてを10回も!ハァハァ。ほら早く言って!いうの。」


 ダメだこいつ!まさか最初から俺の体を狙ってやがったのか!?


 「おい何すんだ離せ!ちょっ、おい待てコラ。やめっろーーー!!」


 《10DP分を使い、クレセイノに離せ。を命じますか?》


 「早くうううううううぅぅぅぅ!!!」


 クレセイノは、おとなしく、なった!


 そんなこんなでおれは、クレセイノに対する990DP分の命令権を得た。


 

 …嬉しくない。微妙に嬉しくないぞ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ