世界のはじまりそして終わり
風は吹き
木々は揺れ
川は流れていく
一つの木の葉が
その流れに乗った
時は動きだし
世界がはじまる
流れは時に速く時に遅く
それでも確実に進んでいく
そうしてたどりついた
世界の成れの果て
広いのか狭いのか
限りなく無に近く
自分の存在さえ危うい場所
それでも汚れない場所
時は終わりを告げた
なにもかもとまる
風も流れもなにもかも
動かない
でも
だんだんと近づいてくる
新しい世界
命の鼓動が聞こえ
再び全てが動き出す
光が差し込み
またはじまりだした
新しい世界
世界はこうしてまわっている




